2009年 10月 22日
「子ども手当」で思うこと
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
今週は、オリオン座流星群をみることができるそうです。
流れ星を見たことがない私は早速昨晩、10時ごろから見られるということで、東の空を息子としばし眺めていたのですが空振り・・・。
23日明け方まで見頃が続くそうです。秋の夜、星を眺めてみてはいかがでしょう。
さて今回は、最近の「子ども手当」の財源をめぐる報道がされていますが、子育て中の母親としての思うところを書きたいと思います。
子ども手当とは関係ありませんが、10月から私の住んでおります日野市では、子供の医療費負担がかわりました。
それまで、小学生以上は2割負担でしたが、10月からは中学生まで診療代が最高200円。薬代無料となりました。
我が家の子ども達は風邪をひくことはほとんどないのですが、アレルギー持ちなのでしょっちゅう病院に行きます。アレルギーの薬は比較的高く子どもにかかる医療費結構な額でした。
子どもの医療費は削ることはできません。急な病気やケガはしょっちゅうです。
場合によっては家計に響くことも・・・。
それが「無料」または無料に近いとなると、給料日前でお財布の中が心もとないときに急病になっても病院に駆け込めます。とても安心感が得られると実感しました。
一方で子ども手当は、安心が得られるかどうか考えました。
私自身は、もらえるのはうれいしいけれど安心ではないと思いました。
もらうお金をどう生かすか、どう使うかそれは個人の裁量にかかっています。
子育てに使われないかもしれない・・・。生活費に回ってしまうかもしれない・・・。
経済的に苦しい家庭では子どもの教育費や生活費までお金が回らないかもしれません。
一方で高収入の家庭はお金をもらって子育ての安心は得られるのでしょうか・・。
民主党の言う「安心して子育てできる」にはなかなかつながらない家庭も多いのでは?と思います。
子どもを育てるのに係る生活費や教育費。お金をもらって補うよりも授業料などを払わなくてもよいという方が安心を得られるように思います。
その点公立高校の無料化は評価できると思いますが、私立高校と分けて考えずに一緒にしてもらいたいと思います。
みんなが公立高校にいけるわけでもなく、やむなく私立を選択するというケースもあるわけで・・・。
今財源がたりないのでは?論議されています。お金を与えるという手段はとても簡単です。
それが果たして本当の子育ての安心につながるのか・・・。
政策的には難しいのかもしれませんが、子育てに関するお金は「もらう」よりも「かからない」方が安心を得られるのでは?と思います。
子育て・教育の先進国であるフィンランドは、例えば学費は大学まで「無料」です。「かからない」支援ですね。
先の世代に借金を残して将来の増税が待っていると思うと素直に喜ぶことはできません。
本当に「安心して子育てできる」とはどういうことなのか・・・。
子育てに頑張っている主婦の声に耳を傾けてほしいなと思います。