2009年 09月 24日
時間外診療の医療費
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
シルバーウィークが終わりました。皆さまはどんなお休みでしたか?
我が家は、娘のクラスが24日まで学級閉鎖となったため、何となく遊びに行くという気になれず・・・。お彼岸のお墓参りに行っただけであとは、のんびりと過ごしたお休みでした。
さて今回は時間外診療の医療費についてです。
シルバーウィークやゴールデンウィークなど祝日が続くと困るのは、急な病気やケガの時です。
日曜・祝日は休診の病院が多く、そんな時に急な病気やケガで病院を受診したい場合は、自治体で指定してある休日診療病院に受診することになります。
昼間と夜間で医療機関が違う場合がありますので、注意が必要です。
現在インフルエンザが流行っていることもあり、特に子供の場合は時間を問わず急に病気が進行する場合があります。
時間外でかかりつけの病院の診療が受けられない場合にどの病院に受診したらよいのか、場所はどこにあるのかあらかじめ準備しておくとあわてません。
東京消防庁では、診療科ごとの救急病院の案内をしています。救急車が必要かどうかの電話相談窓口もあります。
自治体のホームページや広報にも地域の救急病院が掲載されていますので、一度チェックしてみましょう。
病院が休みの時に急病になった時の医療費はどうなるのでしょう。
時間外・休日・深夜の場合の医療費には割増料金がかかります。
加算される料金は?
時間外加算・・・初診 850円 再診 650円
休日加算・・・・初診2,500円 再診1,900円
深夜加算・・・・初診4,800円 再診4,200円
となっています。
休日とは、日曜日・祝日などの休診日で、深夜とは22時~6時までです。
休日の深夜に初めての病院で受診した場合の医療費は・・・
初診料 2,700円
診察料 5,000円(診察費は5,000円として計算。他に検査や処置により金額は変わる)
深夜加算 4,800円
休日加算 2,500円
合計 15,000円 自己負担3割で 4,500円
(これは一例で、病院により診察料等の金額は違います)
200床以上の大病院の場合
緊急かつ重篤な症状で入院治療が必要になる場合を除いて、紹介状なしの受診の場合、時間外加算に加えて病院独自の料金が加算される場合がありますので注意が必要です。
また。調剤薬局で時間外に薬をもらう場合も料金が高くなります。
調剤基本料と調剤料を合わせた調剤技術料が
時間外で2倍、休日、深夜の場合は2倍以上となります。
このように、時間外や休日深夜の受診には、通常より高く医療費がかかります。
緊急なのかそうでないかの判断はとても難しいです。
むやみに深夜に救急外来を受診することは、患者にとっても負担になります。
救急車呼び出しのモラルも社会問題化していますね。
連休を控えている時は早めの受診を心がけたり、判断に困った時に相談できる窓口をあらかじめ把握しておくとよいですね。
急な病気やケガの対応はあらかじめの準備が患者にとっても病院にとっても家計にとっても大切です。早速地域の救急医療を調べてみましょう。