2009年 08月 20日
「貯金」をしよう!
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
夏休みもいよいよ終盤。息子の学校は9月1日が始業式ですが、最近では、1日を待たずに学校が始まるところが多いようですね。
宿題は・・・というと最近の小学校はドリルなどいわゆる「勉強」の宿題はほとんど出ず、自由研究や感想文などが中心です。娘の中学の方はというと英語を中心にどっさりと・・・。
部活の合間のコツコツとやっているようですが、中学生ともなると親は口を出さなくなりますね。
今回は、「貯金」についてです。
ママさんたちの会話の中で・・・
なかなか貯金ができなのよ。
貯金がある人ってどうしたらあれだけためられるの!?
うちは家を建てる予定はないから、貯金がなくてもどうにかなるわ。
性格的に無理!足りなくなったら私が働くわ!
などなど主婦のおしゃべりではお金に関する価値観も千差万別です。
「貯金」の仕方も
ただ漠然と貯金する。
目的を持って貯金する。
と人によってちがいがあるでしょう。
私の場合は、ただ漠然と貯金する派でした。
FPとしてあるまじき貯金の仕方?なのですが、
貯金の励んでいたころはFPの資格を持っていませんでしたし・・・。
共働きのころは、金利がとても高かった時期で、特別に運用しなくても利息がどんどんつき、複利の預金は雪だるま式に増えていったものでした。
そんなラッキーな時期と貯め時が重なってできた貯金は、ある程度まとまったところで住宅費や教育費に振り分けるそんなやり方でした。
30代・40代で貯金がなかなかできない・・・
そんな方々に是非とも、貯金をできる家計作りをしていただきたい!
そんな思いがあります。
貯金できる家計は何かと、お得なのです。
30代・40代では特に住宅ローン。
貯金がある=頭金があることになります。
頭金が物件価格の20%以上あると、ローン金利が優遇される場合があります。
頭金あると金融機関から信用が得られからです。
一方他に借入金があると、信用度は低くなります。(借入金がある=貯金することが難しい家計)
また、頭金なしで住宅購入した場合と、頭金ありで住宅購入した場合とでは、買い替えや支払い困難で住居を売却する場合も大きな差が出てきます。
頭金を20%程度用意できていれば、売却価格よりローン残高多い「担保割れ」になる可能性が低くなります。
頭金なしで購入する家計は貯金をすることが難しい家計である場合が多く、売却時の担保割れの危険性はもちろんのこと、繰り上げ返済の用意もすることができず、住宅ローンが生活に重くのしかかってきます。
まずは強制的に貯金を!家計簿をつけて家計を見直して貯金額を捻出する・・・。
貯金をする手法の王道ですが、めんどうくさい・・・と思われている方!
まずは強制的に1万円でも5千円でも貯金できる体制をつくってしまいましょう。
サラリーマンでしたら、是非財形貯蓄を利用してみましょう。一般財形貯蓄・財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄と用途別に3種類あります。
財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄と合わせて550万円までは、利息等につく税金が非課税になります。
給与からの天引きになりますから、知らず知らずのうちに貯金ができます。
その他の方法として
銀行では、積立定期預金は総合口座から自動引き落としで利用できます。
証券会社では、安全性の高い投資信託での積み立てができます。これも銀行口座から引き落としができます。
教育資金は保険で用意するという方法もあります。
このように、自ら預金口座に入金するのではなく、余ったら貯金するのではなく、自動的に引き落としをする方法が確実性のある「貯金」の第1歩です。
手取り収入の20%を貯蓄するのが理想的ですが、全く貯金ができていない場合は、小額から初めてみましょう。そして家計を見直すことで、貯金額を増やせるかも知れません。その場合は少しずつ積み立て額を増やしていきましょう。ボーナスも○%は貯金!と決めておくのもいいですね。
そして次の段階。
積み立てた貯金は積立っぱなしではもったいない!「運用」しましょう!
次回は運用の第1歩として証券会社つきあい方を見ていきます。