2009年 07月 29日
セカンドライフのリスクについて⑫~いろいろな介護施設
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
この週末は主人の実家(新潟)に帰ります。毎年夏に帰省してお墓参りをしてきます。
新潟は大好きです。なんといっても食べ物がおいしい!!四季を通じておいしいものがたくさんあります。夏はなんといっても「枝豆」。採れたての枝豆の味は都会では味わうことのできないおいしさです!おススメです。
さて7月最後のブログは介護施設をまとめて3つ見ていきたいと思います。
前回でも告知したとおり
「ケアハウス」「介護有料老人ホーム」「グループホーム」です。
まだ何も知識がなかったころ、介護施設ってなんてたくさんの種類があるのだろうと思いました。
名前をきいてもどれがどう違うのかさっぱりわからない・・・・そんな感じでした。
介護保険では、前回までお話してきた「特別養護老人ホーム」「老人保健施設」「療養型病床」は、介護サービスの中では「施設介護」となり
「ケアハウス」「有料老人ホーム」は「特定施設入居者介護」
「グループホーム」は「認知症対応型共同生活介護」となります。
◆ケアハウス
ケアハウスには、介護付きケアハウスと介護のついていないケアハウスがあります。
ケアハウス
*どんな人がはいれるの?
・身の回りのことはできるが、一人暮らしが不安
・身体機能が低下したり高齢などの理由で、生活が不安
このような方で60歳以上の人。日常生活において自立していることが条件
*どのような施設?
居室は個室。ミニキッチン・トイレ・収納スペース・洗面所・緊急通報装置等がありワンルームマンションのような感じです。浴室は施設によって個室にある場合を共用の場合とあります。
共用施設として、食堂・リビングルーム・娯楽室
二人部屋もあり、夫婦や兄弟等でも入居できます。
◆介護付きケアハウス
介護が必要になった方で65歳以上の方が入居できます。
施設内容は特別養護老人ホームのような10室程度を1単位としたユニット型(詳しくは7月23日のブログ参照)です。
*ケアハウスの費用は・・・?
入居時に施設によっては保証金が必要
月額負担はケアハウスで7万円~13万円、介護付きケアハウスで16万円~20万円
月額負担の内訳は、食費・管理費(住所費)・水道光熱費・事務費となります。
ケアハウスは、施設建設費の4分の3を市町村が補助金として出しているため、「有料老人ホーム」よりは、負担が少なくなります。
◆有料老人ホーム
特別養護老人ホームは公的施設です。それに対して、有料老人ホームは民間の業者が運営しています。
食事や入浴のサービスを提供する住宅です。
自立している時からの入居でき、夫婦で片方は自立、片方は要介護でも入居でき、もちろん要介護でも同様です。
自立型か介護型か(介護が必要になった時の場合)
自立型・・・入居者本人が直接居宅サービス業者の契約を結び、外からヘルパーさんなどが来て介護サービスを受ける
介護型・・・入居者とホームが契約をして、ホームが責任をもって介護サービスを提供する。
費用は、いままで見てきました施設のなかでは、一番高額となります。
入居一時金・・・施設や年齢によって異なるが、500万円~5000万
償却率や償却期間も施設によって大きな違いがあります。
月額利用料・・・施設や介護状態によって異なりますが、13万円~30万円
有料老人ホームは高額な一時金を支払うところがほとんどですから、施設選びは慎重にしなければなりません。体験入所もできますから、複数の施設をよくみて比較して決定しましょう。
◆グループホーム
認知症の人のみを対象とした施設です。
5~9人を1単位としたユニット型で、生活全般をサポート。
介護スタッフと入居者がともに生活をする施設です。
入居者も家事を負担したり、買い物や散歩、趣味などを楽しみながらの共同生活です。
あくまでも共同生活なので、要介護度があがって家事などが難しくなったり、身体介護が必要になると共同生活が困難になります。そうなると退所しなければならない場合があります。
費用は月額約12万円~15万円で施設によっては、入居一時金が必要なところもあります。
介護施設を種類ごとに複数回にわたりみてきました。介護の状態や、用意できる資金によって入所できる施設は違います。
要介護状態になってからでは、本人が直接施設を見ることが難しくなるので、介護してくれる人がいないなどでいずれは施設入所すると決めている人は、元気なうちに施設見学をしておくのもいいですね。
次回8月からはメンバーが増えて私は毎週木曜日の登場になります。
他のメンバー同様よろしくお願いいたします!