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2009年 07月 09日

生命保険③~一時的に保険料が払えなくなってしまったら・・・

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの佐藤涼子です。

首都圏では、例年に比べて日照時間が短いそうです。
(今は日差しが出ていますが・・・)
梅雨は「恵みの雨」ですが、日照時間が短いと農作物に影響が出るのでは・・・
と心配です。

さて、前回のブログでは「延長(定期)保険」についてお話しました。
昨今の不況の影響で、ボーナスが減ってしまったり、
月収そのものがダウンしてしまったり・・・
このご時世、何が起こってもおかしくないような状況です。

皆さんは、もし保険料の払込みが一時的に難しくなってしまったら、どのようにされますか?

「自動振替貸付」という制度があります。
では、「自動振替貸付」とはなんでしょうか?

通常、保険料の払込みがないまま猶予期間を過ぎると、
生命保険の契約は「失効」してしまいます。

ですが、生命保険の契約の解約返戻金が、払い込むべき保険料と
その利息の合計より多い時は、解約返戻金の範囲内で、
保険会社が自動的に保険料を立て替えて契約を有効に継続させます。
これを「自動振替貸付」といいます。

「自動振替貸付」を受けた金額に対して、
保険会社が定めた所定の利率で貸付利息が付きます。

なお、これはいつでも返済でき、保険金などが支払われる時には、
まだ返済されていない保険料と利息が差し引かれます。

一般的に、解約返戻金が少ない契約や、定期保険などは
自動振替貸付を利用できません。
また、保険会社によっては、契約者の申し出を待って、
はじめてこの措置をとる保険もあるので注意が必要です。

では、一時的にではなく、この先保険料の負担を軽くしたい!
と思った時はどうすればよいでしょうか?

解約して新しく保険に加入するのも1つの手ですが、「減額」という方法もあります。
保険期間の途中から保険金額を減らすことができます。
「減額」は、保険の一部を解約するものです。

また「減額」部分の解約返戻金があれば、保険会社より支払われます。
ただし、減額後の最低保険金額が定められているので注意が必要です。
「減額」する場合には、保険金額を「減額」することによって
起こりうるリスクを良く考える必要があります。

3回に渡って「生命保険」について見てきました。
これを機に、皆さんが加入している保険の「約款」を
開いてみるのはいかがでしょうか?

「生命保険」についてはまたお話をしていきたいと思います。

次回は、「出産」に関するお金についてお話していきます。
by lifeplaning | 2009-07-09 08:23 | 佐藤 涼子
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