2009年 06月 25日
Let’sライフプランニング!~給与明細を見てみよう(その8)
ライフプランニング ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。
先日、映画のチケットが2枚届きました。
応募していた懸賞に当たったものです。
やった~
(←喜びの舞again)
実は私は懸賞好き。
昔バリバリ応募していた時期(まだインターネットが普及してなくて
せっせとハガキやFAXで)と比べると、最近の応募する量は激減ですが、
たまに応募して当たるとやっぱり嬉しいですね!!
さて、今日は、所得税と住民税のつづきです。
毎月の給与や賞与から天引きされている税金の額は
どのようにして決まるのでしょうか・・・
そう!毎月の給与や賞与から天引きされている所得税の税額は
仮の税額なんです!!
(住民税は前年の所得金額で計算されていますので、決定額です)
毎月の給与の額や、賞与の額と、扶養親族が何人いるのかで
「仮の税額」がいくらになるのかが決まってきます。
所得税・住民税でいう扶養親族とは、
社会保険の場合とは異なりますのでご注意を!
勤務先の会社では、この決まりに従って、
皆さんの給与・賞与から「仮の所得税額」と
皆さんがお住まいの市区町村からの通知をもとに
住民税額を天引きしてるんですよ。
で、所得税は仮の税額なわけですので、
年末、その年の最後の給与が支払われるときになってようやく
皆さんの1年間の給与・賞与の総額がわかりますよね。
そこで、年末に正式な「年間の給与収入」で精算しなおされます。
そして、今までの「仮の税額」で天引きされた金額が多すぎた場合は、
多すぎた分還付をしてもらえます。
(もちろん、少なすぎたら、最後の給与で追加で徴収されますが。)
これが、年末調整というものですね。
12月のお給料の手取り額が、いつもの月よりちょっと多いわ~というのは
それまで多く天引きされた所得税が、年末調整で戻されてるってことなんですね。
だから、お得ってわけじゃないのですが、
戻ってくるものって、お得な感じがしてしまうのは、なぜでしょうねえ。
ちなみに、その昔、サラリーマンの収入には税金がかかっていなかった!
というのはご存知ですか?
“うっそ~”みたいですよね。
サラリーマン(会社員)のお給料に税金が課税されるようになったのは、
昭和に入って戦争が長引き、国の税収不足が続くようになったため。
当初は臨時的なものだったらしいのですが、
勤務先の会社が徴収するので手間がかからない上、
莫大な税収が見込めることに気づいた税務当局は、
「こりゃやめられない」って感じで、現在に至っているのだとか。
(↑このセリフは私の脚色ですが)
このネタは、下記の書籍に著されています。
『寅さんは税金を払っていたのか?』(大村大次郎さん著、双葉社)
よく、会社員の税金は「ガラス張り」だと表現されます。
税金をごまかしようがない、という意味で。
前述の著者、大村さんもこう書いています。
「税務当局から見れば、サラリーマンほど優良な納税者はいない」と。
そんな会社員の方の給与にかかる税金ですが、
支払う税額を少しでも減らすことってできないのでしょうか?
所得税・住民税は、個人の所得にかかる税金ですが、
一口に個人といってもその生活はさまざまですよね。
そこで、個人の生活状況や事情に応じて、所得から引ける所得控除や、
税額から引ける税額控除があります。
該当するものがあれば、今年の所得税・翌年の住民税は、
今までより少なくなるかも・・・ですよ!!
次回以降は、どういった所得控除があるのか、についてみていきましょう。
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。
先日、映画のチケットが2枚届きました。
応募していた懸賞に当たったものです。
やった~

実は私は懸賞好き。
昔バリバリ応募していた時期(まだインターネットが普及してなくて
せっせとハガキやFAXで)と比べると、最近の応募する量は激減ですが、
たまに応募して当たるとやっぱり嬉しいですね!!
さて、今日は、所得税と住民税のつづきです。
毎月の給与や賞与から天引きされている税金の額は
どのようにして決まるのでしょうか・・・
そう!毎月の給与や賞与から天引きされている所得税の税額は
仮の税額なんです!!
(住民税は前年の所得金額で計算されていますので、決定額です)
毎月の給与の額や、賞与の額と、扶養親族が何人いるのかで
「仮の税額」がいくらになるのかが決まってきます。
所得税・住民税でいう扶養親族とは、
社会保険の場合とは異なりますのでご注意を!
勤務先の会社では、この決まりに従って、
皆さんの給与・賞与から「仮の所得税額」と
皆さんがお住まいの市区町村からの通知をもとに
住民税額を天引きしてるんですよ。
で、所得税は仮の税額なわけですので、
年末、その年の最後の給与が支払われるときになってようやく
皆さんの1年間の給与・賞与の総額がわかりますよね。
そこで、年末に正式な「年間の給与収入」で精算しなおされます。
そして、今までの「仮の税額」で天引きされた金額が多すぎた場合は、
多すぎた分還付をしてもらえます。
(もちろん、少なすぎたら、最後の給与で追加で徴収されますが。)
これが、年末調整というものですね。
12月のお給料の手取り額が、いつもの月よりちょっと多いわ~というのは
それまで多く天引きされた所得税が、年末調整で戻されてるってことなんですね。
だから、お得ってわけじゃないのですが、
戻ってくるものって、お得な感じがしてしまうのは、なぜでしょうねえ。
ちなみに、その昔、サラリーマンの収入には税金がかかっていなかった!
というのはご存知ですか?
“うっそ~”みたいですよね。
サラリーマン(会社員)のお給料に税金が課税されるようになったのは、
昭和に入って戦争が長引き、国の税収不足が続くようになったため。
当初は臨時的なものだったらしいのですが、
勤務先の会社が徴収するので手間がかからない上、
莫大な税収が見込めることに気づいた税務当局は、
「こりゃやめられない」って感じで、現在に至っているのだとか。
(↑このセリフは私の脚色ですが)
このネタは、下記の書籍に著されています。
『寅さんは税金を払っていたのか?』(大村大次郎さん著、双葉社)
よく、会社員の税金は「ガラス張り」だと表現されます。
税金をごまかしようがない、という意味で。
前述の著者、大村さんもこう書いています。
「税務当局から見れば、サラリーマンほど優良な納税者はいない」と。
そんな会社員の方の給与にかかる税金ですが、
支払う税額を少しでも減らすことってできないのでしょうか?
所得税・住民税は、個人の所得にかかる税金ですが、
一口に個人といってもその生活はさまざまですよね。
そこで、個人の生活状況や事情に応じて、所得から引ける所得控除や、
税額から引ける税額控除があります。
該当するものがあれば、今年の所得税・翌年の住民税は、
今までより少なくなるかも・・・ですよ!!
次回以降は、どういった所得控除があるのか、についてみていきましょう。
by lifeplaning
| 2009-06-25 12:30
| 平川 すみこ