2009年 06月 23日
低解約返戻金特約の終身保険って?
ライフプランブログの皆さんこんにちは!
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
6月と言えばボーナス月。TVや新聞では「6月危機」をよく取り上げています。
「6月危機」とは、不況により夏のボーナスが出なくなってしまい、住宅ローンのボーナス払いができなくなるということだそうです。株式市場では日経平均株価が1万円を付けるなど景気は底打ちかと叫ばれている中、世間一般ではまだまだ不況のどん底です。働きたくても働けない人、学校行きたくても行けない人・・・・。特に若い人たちへの影響が大きいように思います。
さて今回は最近人気が出てきている、低解約返戻金特約の終身保険についてです。
なぜ人気が出てきているのかこの保険の特徴からその辺を見ていきます。
特徴その1「低解約返戻金特約」
まずはこのムズカシイ言葉から・・・。
この特約は、保険料を支払っている期間の解約返戻金は通常の終身保険の解約返戻金より低く抑えて(約70%がほとんど)いるということです。ですから保険料支払い期間中に止むを得ず解約しなければならなくなったときの、解約返戻金は支払い保険料よりも少なくなり支払い開始直後はほとんどありません。
その代りに、保険料は通常の終身保険の保険料より安く設定しています。
そして保険料払い込み終了後は、通常の終身保険よりも解約返戻金の増える割合(解約返戻率)は大きくなります。
特徴その2 保険料払い込み期間を自由に設定できる
この保険は、保険料払い込み期間を自由に設定できるのも特徴です。
「低解約返戻金特約」を付けることで保険料が安いため、払い込み期間を10年など短い期間に設定できます。1年単位で設定できるものが多く、教育資金や住宅ローンなどの大きな支出がない時期に保険料を払ってしまおう、というような資金計画をたてることができます。
特徴その3 いろいろな使い道
終身の死亡保障を目的にする場合以外にも、通常の終身保険よりも高い返戻率を利用して学資保険や老後資金などにも利用することができます。
例えば学資保険に利用する場合の活用の方法として・・・。
生まれてから、小学校卒業までの12年間を利用して進学用資金を用意したいという場合、払い込み期間を12年と設定します。13年目以降は払い込み保険料合計額より解約返戻金の方が多くなり、その額は年々増えていきます。
高校進学費用にしたり、大学進学用にしたり、留学費用にしたりその後は家庭の事情に合わせて自由に使うことができます。
通常の学資保険は18歳あるいは17歳にならないと保険金が下りないので、それに比べると自由度があります。
貯金が苦手、貯金しても使ってしまいそうといった方には、目標の期間に強制的積立ができるので利用価値はありますね。
デメリットとしては、支払い期間中に解約すると、払った保険料よりも解約返戻金がかなり少なくなります。給与が減ったりして支払いが困難になる場合も想定しなければなりません。
もうひとつは解約返戻率がいいからと解約してしまえば、保障はなくなります。ですから学資保険等解約返戻金を目的とした場合、死亡保障は他で用意しておく必要があります。
いかがでしたか?
人気の理由としては、
保険料が通常の終身保険より安い
保険としての機能の他に使い道かあることや支払い期間の設定など、
通常の終身保険よりも自由度がある
と言えます。
いいところも悪いところも含めて家庭のニーズに合えば、よい保険だと思います。
解約返礼率が高いところだけに目がいきがちですが、得か損かで保険にはいるものでもありません。
保険も貯蓄も目的が必要です。そこからは外れないように気をつけましょう。
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
6月と言えばボーナス月。TVや新聞では「6月危機」をよく取り上げています。
「6月危機」とは、不況により夏のボーナスが出なくなってしまい、住宅ローンのボーナス払いができなくなるということだそうです。株式市場では日経平均株価が1万円を付けるなど景気は底打ちかと叫ばれている中、世間一般ではまだまだ不況のどん底です。働きたくても働けない人、学校行きたくても行けない人・・・・。特に若い人たちへの影響が大きいように思います。
さて今回は最近人気が出てきている、低解約返戻金特約の終身保険についてです。
なぜ人気が出てきているのかこの保険の特徴からその辺を見ていきます。
特徴その1「低解約返戻金特約」
まずはこのムズカシイ言葉から・・・。
この特約は、保険料を支払っている期間の解約返戻金は通常の終身保険の解約返戻金より低く抑えて(約70%がほとんど)いるということです。ですから保険料支払い期間中に止むを得ず解約しなければならなくなったときの、解約返戻金は支払い保険料よりも少なくなり支払い開始直後はほとんどありません。
その代りに、保険料は通常の終身保険の保険料より安く設定しています。
そして保険料払い込み終了後は、通常の終身保険よりも解約返戻金の増える割合(解約返戻率)は大きくなります。
特徴その2 保険料払い込み期間を自由に設定できる
この保険は、保険料払い込み期間を自由に設定できるのも特徴です。
「低解約返戻金特約」を付けることで保険料が安いため、払い込み期間を10年など短い期間に設定できます。1年単位で設定できるものが多く、教育資金や住宅ローンなどの大きな支出がない時期に保険料を払ってしまおう、というような資金計画をたてることができます。
特徴その3 いろいろな使い道
終身の死亡保障を目的にする場合以外にも、通常の終身保険よりも高い返戻率を利用して学資保険や老後資金などにも利用することができます。
例えば学資保険に利用する場合の活用の方法として・・・。
生まれてから、小学校卒業までの12年間を利用して進学用資金を用意したいという場合、払い込み期間を12年と設定します。13年目以降は払い込み保険料合計額より解約返戻金の方が多くなり、その額は年々増えていきます。
高校進学費用にしたり、大学進学用にしたり、留学費用にしたりその後は家庭の事情に合わせて自由に使うことができます。
通常の学資保険は18歳あるいは17歳にならないと保険金が下りないので、それに比べると自由度があります。
貯金が苦手、貯金しても使ってしまいそうといった方には、目標の期間に強制的積立ができるので利用価値はありますね。
デメリットとしては、支払い期間中に解約すると、払った保険料よりも解約返戻金がかなり少なくなります。給与が減ったりして支払いが困難になる場合も想定しなければなりません。
もうひとつは解約返戻率がいいからと解約してしまえば、保障はなくなります。ですから学資保険等解約返戻金を目的とした場合、死亡保障は他で用意しておく必要があります。
いかがでしたか?
人気の理由としては、
保険料が通常の終身保険より安い
保険としての機能の他に使い道かあることや支払い期間の設定など、
通常の終身保険よりも自由度がある
と言えます。
いいところも悪いところも含めて家庭のニーズに合えば、よい保険だと思います。
解約返礼率が高いところだけに目がいきがちですが、得か損かで保険にはいるものでもありません。
保険も貯蓄も目的が必要です。そこからは外れないように気をつけましょう。
by lifeplaning
| 2009-06-23 08:22