2009年 06月 20日
保険証券をチェック~定期保険特約付終身保険③
ライフプランブログの皆さんこんにちは!
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
昨晩のテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」では、保険の見直しの特集でしたね!出口社長も登場されていました。
この特集では、保険について「わかりにくい」というキーワードがたくさん出てきました。
この「わかりにくい」を解消してあげるのは、FPの仕事ではないかと思います。
不況の中、保険を見直す方が増えてきた・・・。当然の成り行きと思います。
そして特に20代の若い人たちは、「保険」の生活の中での位置付けが低いのを感じました。
保険のあり方が従来と変わるとTVではいってましたが、
わからないままにしない、無駄な部分をなくすというのは消費者としてあたりまえのことです。これが特別だった保険の世界にも浸透してきたということでしょうか。
今回は、「定期保険特約付終身保険」の「解約返戻金」についてです。
「解約返戻金」とは、解約時に戻ってくるお金です。
この保険は、主契約部分と特約部分に分かれています。
特約部分はいわゆる「掛け捨て」の保険です。
6月17日のブログで見てきた、「更新」にともなって保険を見直すことになり、特約部分を更新時に解約すると定期保険の満期で解約となり、解約返戻金はありません。その分保険料は安くなっています。
この「掛け捨て」の保険は、全く解約返戻金がないわけではありません。
保険期間の最初と最後は「0」となりますが、
保険期間が長いものでしたら、契約途中でわずかですが積立金が生じます。
「定期保険特約付終身保険」は保険証券の下の方に解約した時に戻ってくる金額が記載されています。
しっかりチェックしましょう。
主契約の終身保険の保険料払い込み期間が60歳までとした保険で、定期保険特約も60歳までとすると、60歳以降は、特約部分がなくなり、終身保険のみとなります。
保険料の払い込みが終わると、その後解約返戻金の額が年々上がっていきます。
この「解約返戻金」を利用する方法の一つとして・・・。
例えば500万円の終身保険に加入の方。60歳で定年したときに
退職金が出た
住宅ローンも完済済み
年金は企業年金等もあり、まあまあ
貯蓄もある程度ある
子どもは独立している
という場合、死亡保険金500万円も生命保険はいらないので
200万円減額し、死亡保険金300万円として保険金200万円分を解約する
ということができます。
この時、保険金200万円分の「解約返戻金」がもらえ、
この分を介護やバリアフリー改修などに利用する。
というように、老後のライフプランを改めて考える際に「解約返戻金」が活用できる
ケースもあります。
終身保険は、定期保険と違って解約しないかぎり必ず保険金の支払いが生じるので、保険料も高く設定されていて、積立金もあります。
解約を前提に保険契約するものではありませんが、
最近人気のある商品で、この積立部分を生かした「低解約返戻金特約」のついた終身保険があります。
次回はこの保険について見ていきます。
ファイナンシャルプランナーの中村真佐子です!
昨晩のテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」では、保険の見直しの特集でしたね!出口社長も登場されていました。
この特集では、保険について「わかりにくい」というキーワードがたくさん出てきました。
この「わかりにくい」を解消してあげるのは、FPの仕事ではないかと思います。
不況の中、保険を見直す方が増えてきた・・・。当然の成り行きと思います。
そして特に20代の若い人たちは、「保険」の生活の中での位置付けが低いのを感じました。
保険のあり方が従来と変わるとTVではいってましたが、
わからないままにしない、無駄な部分をなくすというのは消費者としてあたりまえのことです。これが特別だった保険の世界にも浸透してきたということでしょうか。
今回は、「定期保険特約付終身保険」の「解約返戻金」についてです。
「解約返戻金」とは、解約時に戻ってくるお金です。
この保険は、主契約部分と特約部分に分かれています。
特約部分はいわゆる「掛け捨て」の保険です。
6月17日のブログで見てきた、「更新」にともなって保険を見直すことになり、特約部分を更新時に解約すると定期保険の満期で解約となり、解約返戻金はありません。その分保険料は安くなっています。
この「掛け捨て」の保険は、全く解約返戻金がないわけではありません。
保険期間の最初と最後は「0」となりますが、
保険期間が長いものでしたら、契約途中でわずかですが積立金が生じます。
「定期保険特約付終身保険」は保険証券の下の方に解約した時に戻ってくる金額が記載されています。
しっかりチェックしましょう。
主契約の終身保険の保険料払い込み期間が60歳までとした保険で、定期保険特約も60歳までとすると、60歳以降は、特約部分がなくなり、終身保険のみとなります。
保険料の払い込みが終わると、その後解約返戻金の額が年々上がっていきます。
この「解約返戻金」を利用する方法の一つとして・・・。
例えば500万円の終身保険に加入の方。60歳で定年したときに
退職金が出た
住宅ローンも完済済み
年金は企業年金等もあり、まあまあ
貯蓄もある程度ある
子どもは独立している
という場合、死亡保険金500万円も生命保険はいらないので
200万円減額し、死亡保険金300万円として保険金200万円分を解約する
ということができます。
この時、保険金200万円分の「解約返戻金」がもらえ、
この分を介護やバリアフリー改修などに利用する。
というように、老後のライフプランを改めて考える際に「解約返戻金」が活用できる
ケースもあります。
終身保険は、定期保険と違って解約しないかぎり必ず保険金の支払いが生じるので、保険料も高く設定されていて、積立金もあります。
解約を前提に保険契約するものではありませんが、
最近人気のある商品で、この積立部分を生かした「低解約返戻金特約」のついた終身保険があります。
次回はこの保険について見ていきます。
by lifeplaning
| 2009-06-20 12:48