2017年 02月 03日
こどもの英語教育
ライフプラン公式ブログ読者のみなさま、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの永柄正智です。
今回は、日本の英語教育の話題です。
文部科学省が、2020年導入予定の次期学習指導要領で、小学3年生から始まる英語教育について、指導内容の素案を示しました。
次期学習指導要領では、小3と小4の学習を外国語活動と称し、読み聞かせや絵本を活用した音による指導を重視し、小5と小6では、「三人称」や「過去形」などの現在中学校で習っている内容を学ぶこととしています。
現在の学習指導要領では、小5と小6で週1コマの「外国語活動」が必須となっており、英語を母国語とする外国人の先生が授業を行って、英語に慣れ親しむことに重きを置いているようです。
しかし、子供達に本気で英語を習得してもらうためには、週1コマの授業では余りにも学習時間が足りないような気がします。
シンガポールのインタナショナルスクールに通っている8歳になる娘は、第2外国語に中国語を選択していて、7歳(小1)の時から週5コマの中国語の授業を受けています。
その甲斐もあって、学習を始めてから2年が経った現在では、ある程度の意思疎通を中国語で出来るようになっています。
シンガポールが経済的に大きく発展した要因は、国民が公教育によって英語と中国語の2カ国語が話せるようになり、そのことが海外との貿易や海外企業の進出を促すことに大きく役立っているからです。
日本の将来を考えると、子供達にできるだけ早い段階から英語を学んでもらうことが大切で、小3といわず、小1から英語の学習をはじめてもよいのではないでしょうか。
最近、中学校の英語の授業でフィリピン人の先生とスカイプを使った英会話を取り入れている例があるようですが、英語の発音を正しく学べる方法としてはとても良い試みだと思います。
日本人が作った英語教材ではなく、オンライン教材の「Raz-Kids」など、海外の学校で多く使用されている教材を取り入れることを、日本の学校には今後検討して欲しいです。
この2年間ほどで外国人観光客が飛躍的に増加し、2020年には東京オリンピックが開催されることを考えると、益々、英語が話せることの重要性は増してきます。
いまの子供たちが大人になった時に後悔をしないよう、しっかりとした学習環境を整えてあげることが何よりも大切なことだと思います。