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2016年 01月 07日

短期金利と長期金利

「ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの恩田雅之です。」

昨年12月に米国の中央銀行にあたるFRBがFF金利(政策金利)を0~0.25%
から0.25~0.50%へ0.25%利上げをしました。

今回のブログは金利についての基本的なことをみていきます。
金利については、短期金利と長期金利の2つ分けることができます。
上記のFF金利(政策金利)は、短期金利になります。
中央銀行(FRB、日銀、ECBなど)が金利を上下に誘導できるために、政策金利
と呼ばれています。

金利を上下に誘導することにより、世の中に出回るお金の量を調節します。景気
の過熱を防ぐために金利を上げ(お金を借りにくくして、世の中に出回るお金を減
らす)、景気の悪化を防ぐために金利を下げ(お金を借りやすくして、世の中に出
回るお金を増やす)ます。

通常の金融政策では、上記のように中央銀行が短期金利を上下に誘導する政策
が取られます。しかし、リーマンショック後は、中央銀行が国債などの債券やETF
で株式などを購入して、お金を世の中に出回らせる量的な金融緩和が米国や日本、
EUなどで行われるようになりました。

本来、国債(10年物)などの長期金利は、投資家(機関投資家など)の需給関係に
よって金利が上下し、中央銀行がコントロール(誘導)できない金利です。
(買いたい人が多ければ、金利が低下し価額が上昇します。逆に売りたい人が多け
れば、金利が上昇し価額は下がります。)

ただし、大規模な量的金融緩和により中央銀行が大量に国債を購入しますと、ある
程度、長期金利を低い状態にコントロールすることができてしまっています。

日本の異次元金融緩和もいつかは終了する時がきます。
金融正常化への方向に動き始めた米国のFF金利の利上げ以外に、大規模な金融
緩和終了後の長期金利の動きについても、注目しておきましょう。
by lifeplaning | 2016-01-07 09:00 | 恩田 雅之
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