2014年 08月 11日
エンディングノートde備忘録のすすめ
ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、残暑お見舞い申し上げます!
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。
8月夏真っ盛り、子どもたちは夏休み、そして今週はお盆ウィークですが、
先週より全国各地で台風11号の影響による被害が相次いでいます。
被害にあわれたみなさまにはお見舞い申し上げます。
さて、みなさんやみなさんのご家族は、もしもの時に備えて生命保険や
医療保険に加入していますか?
6月はガン保険でがんになっても保険金がでない!?といった話題を投稿しましたが、
今月はせっかく保険金を受け取れるのに請求がしないので保険金が支払われない、
という話題です。
そう、保険会社は受取人になっている者(指定代理人含む)からの請求がないと
保険金を支払いません。というか、支払えないですよね。
以前は、契約内容をちゃんと把握しておらず受け取れる保険金があると知らずに
請求しなかった、請求がなかったので保険会社は支払わなかったというケースが
問題となりました。例えば、被保険者が死亡したので死亡保険金は請求して
受取ったけれども、実は入院給付金も請求できたというもの。
それを受けて、保険会社は請求があった際に、他にも請求できる保険金・給付金があれば
請求するようにと知らせてくれるようになりました。(ただし、他社で加入している保険の
内容はわかりませんので、どの保険会社のどんな保険に加入しているかしっかり
把握しておくことが必要ですね。)
とはいえ、保険契約者でもどんな保険に加入していたかわからなくなることもあるくらい
なので、受取人に指定されている方が把握できていないということは多いでしょう。
また、契約後しばらくはわかっていたとしても、保険は長期にわたるもの。時間の経過と
ともに記憶が薄れるのは自然の流れ。はたまた、受取人が認知症や介護が必要な
状態になっていたり、死亡していたり、ということもでてきます。
保険金を請求できる事由が発生していたとしても保険会社がそれを知らなければ、
請求するようにと知らせることもできませんよね。
明治安田生命保険が2013年以降、90歳以上の契約者約11,000人のほぼ全員を
調べたところ、約2,000人が既に亡くなっていたけれど保険金を支払っていないことが
わかったそうです。その割合が90歳以上だけで2割にものぼるなんて驚きですが、
考えてみると、そういうこともありうると納得もできますね。
第一生命でも調査が行われ、2社では調査で支払漏れがわかった分については、
受取人やその相続人や代理人に連絡し保険金を支払っているとのことですが、
90歳以上だけに限らず全年齢を対象に調査をして欲しいですね。でも、この作業は
保険会社にとってはかなりな負担のはず。費用がかさめば、その分これからの保険の
保険料に反映されることにもなってくるでしょう。
もっと合理的に、そしてなるべく漏れがないようにするためにはどうしたらいいでしょうか。
生命保険協会では来年の夏までに、高齢の保険契約者に配慮したり対応するような
指針を作るそうですが、やはりなんといっても、まずは契約者および被保険者そして
受取人がしっかり把握し、忘れないようにしておくことが大事ですよね。
そして自分たちに何かあった際には、例えば受取人が死亡すると、その受取人の
相続人が受取る権利を相続するので、そういったこともしっかり伝えておきたいもの。
忘れない、伝えるための方法のひとつとして、エンディングノート等に保険の契約内容を
書いておくことをおすすめします。エンディングノートというと「終活」のイメージが強くて
書くことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、備忘録、もしものときに家族が
困らないように伝えたいこととして単にノート等に書かれておくだけでもいいでしょう。
エンディングノートというネーミングではない記入用のノートも市販されています。
保険会社がそういったノートを契約時にプレゼントするのもありかもしれませんね。
また、高齢の方だけではなく、若い方でも必要なことです。せっかく保険料を支払って
備えている保険。受取れるはずのものを請求せずに受取らない、というのではもったい
ないですよね。なんのために保険料を払っていたんだか、とならないように、
ぜひ加入されている保険を確認して備忘録を作成しておきましょう。
確認することで、保障の重複に気づいて不要な保険を解約したりといった見直しに
つながることにもなりますよ。
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。
8月夏真っ盛り、子どもたちは夏休み、そして今週はお盆ウィークですが、
先週より全国各地で台風11号の影響による被害が相次いでいます。
被害にあわれたみなさまにはお見舞い申し上げます。
さて、みなさんやみなさんのご家族は、もしもの時に備えて生命保険や
医療保険に加入していますか?
6月はガン保険でがんになっても保険金がでない!?といった話題を投稿しましたが、
今月はせっかく保険金を受け取れるのに請求がしないので保険金が支払われない、
という話題です。
そう、保険会社は受取人になっている者(指定代理人含む)からの請求がないと
保険金を支払いません。というか、支払えないですよね。
以前は、契約内容をちゃんと把握しておらず受け取れる保険金があると知らずに
請求しなかった、請求がなかったので保険会社は支払わなかったというケースが
問題となりました。例えば、被保険者が死亡したので死亡保険金は請求して
受取ったけれども、実は入院給付金も請求できたというもの。
それを受けて、保険会社は請求があった際に、他にも請求できる保険金・給付金があれば
請求するようにと知らせてくれるようになりました。(ただし、他社で加入している保険の
内容はわかりませんので、どの保険会社のどんな保険に加入しているかしっかり
把握しておくことが必要ですね。)
とはいえ、保険契約者でもどんな保険に加入していたかわからなくなることもあるくらい
なので、受取人に指定されている方が把握できていないということは多いでしょう。
また、契約後しばらくはわかっていたとしても、保険は長期にわたるもの。時間の経過と
ともに記憶が薄れるのは自然の流れ。はたまた、受取人が認知症や介護が必要な
状態になっていたり、死亡していたり、ということもでてきます。
保険金を請求できる事由が発生していたとしても保険会社がそれを知らなければ、
請求するようにと知らせることもできませんよね。
明治安田生命保険が2013年以降、90歳以上の契約者約11,000人のほぼ全員を
調べたところ、約2,000人が既に亡くなっていたけれど保険金を支払っていないことが
わかったそうです。その割合が90歳以上だけで2割にものぼるなんて驚きですが、
考えてみると、そういうこともありうると納得もできますね。
第一生命でも調査が行われ、2社では調査で支払漏れがわかった分については、
受取人やその相続人や代理人に連絡し保険金を支払っているとのことですが、
90歳以上だけに限らず全年齢を対象に調査をして欲しいですね。でも、この作業は
保険会社にとってはかなりな負担のはず。費用がかさめば、その分これからの保険の
保険料に反映されることにもなってくるでしょう。
もっと合理的に、そしてなるべく漏れがないようにするためにはどうしたらいいでしょうか。
生命保険協会では来年の夏までに、高齢の保険契約者に配慮したり対応するような
指針を作るそうですが、やはりなんといっても、まずは契約者および被保険者そして
受取人がしっかり把握し、忘れないようにしておくことが大事ですよね。
そして自分たちに何かあった際には、例えば受取人が死亡すると、その受取人の
相続人が受取る権利を相続するので、そういったこともしっかり伝えておきたいもの。
忘れない、伝えるための方法のひとつとして、エンディングノート等に保険の契約内容を
書いておくことをおすすめします。エンディングノートというと「終活」のイメージが強くて
書くことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、備忘録、もしものときに家族が
困らないように伝えたいこととして単にノート等に書かれておくだけでもいいでしょう。
エンディングノートというネーミングではない記入用のノートも市販されています。
保険会社がそういったノートを契約時にプレゼントするのもありかもしれませんね。
また、高齢の方だけではなく、若い方でも必要なことです。せっかく保険料を支払って
備えている保険。受取れるはずのものを請求せずに受取らない、というのではもったい
ないですよね。なんのために保険料を払っていたんだか、とならないように、
ぜひ加入されている保険を確認して備忘録を作成しておきましょう。
確認することで、保障の重複に気づいて不要な保険を解約したりといった見直しに
つながることにもなりますよ。
by lifeplaning
| 2014-08-11 12:00
| 平川 すみこ