2014年 07月 16日
オバマ大統領の確定申告書
マイアドバイザー®jp登録ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。
先日、税金の勉強の一つとして、オバマ大統領の確定申告書を見る機会がありました。
皆さんは見たことがありますか?
『ホワイトハウスブログ』に掲載されているので誰でも見ることができると、私も教えてもらって初めて知りました。
もちろん全て英語での書類であり、英語が得意でない私は四苦八苦。
結局、アメリカ帰りの近所の友人にお願いして、確定申告書の読み方を教わったのですが、知ってビックリ。
日本とアメリカでは所得税を納めるにあたってのルールの違いがたくさんあるのですね。
私が学んだことをご紹介します。
まず、日本の確定申告は各個人でするものですが、アメリカでは夫婦で収入合算して申告することができ、その方が受けられる控除が多いということ。
オバマ大統領も夫婦で収入合算して、確定申告をされていました。
また、日本は本来払うべき所得税より、源泉徴収された額の方が多かった場合には、還付という形で支払った税金をその年ごとに指定の金融機関口座に戻してもらいますよね。
しかし、アメリカは戻してもらわず、預けておくという形で、そこから来年分を支払うという選択もできるとのこと。
オバマ大統領は、預けておく選択をされたようです。
結局、確定申告を読み解くと、2013年度、約503,000ドルの収入があり、支払わねばならない所得税は約98,000ドル。
現時点で、既に約117,000ドルを源泉徴収されているため、差額の約19,000ドルが還付される(預けておく)よう。
7月15日時点で、1ドル=101.67円。
さすがアメリカの大統領と言わんばかり、私たちの生活とはかけ離れた金額であることは容易に想像がつきますね。
一枚の確定申告書から、大統領の収入や納税額だけでなく、国の税制が分かり、国の文化まで感じることができるなんて、面白いですよね。