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2014年 03月 21日

配偶者控除がなくなる?!

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。

今週、安倍首相が配偶者控除の縮小・廃止を検討するよう指示したというニュースが飛び込んできました。

これは専業主婦の世帯にとって、家計に打撃を与える大きなことに繋がるのですが、このニュースにどのようなことを感じられたでしょうか?

そもそも配偶者控除とは、扶養しなければいけない配偶者がいる方が、納めなければいけない所得税や住民税の計算をする時に、一定の金額(一般の場合38万円)を所得額から差し引いて計算できるもの。

つまり、配偶者控除を受けると、夫が支払う所得税や住民税を減らすことができるわけです。

とはいえ、配偶者控除を受けていることで支払う所得税、住民税が、実際にいくら少なくなっているのかなんて、おそらく計算されたことはないでしょう。

例えば、夫の課税される所得が330万円を超え695万円以下の場合は76,000円、695万円を超え960万円以下の場合ならば87,400円が、配偶者控除を受けることで減額される所得税の金額となります。

そこで、配偶者控除を受けられる基準を満たす扶養の範囲(年間の所得が38万円以下)での働き方を選択する妻もたくさんいらっしゃることは、周知の事実ですね。

今回のニュースによると、この配偶者控除を受けられる基準を厳しくし、基準に縛られないような形での妻の就労を促すという狙いがあるとのこと。

確かに女性も働き、家庭の収入は一本柱よりも、夫婦の二本柱で支えていく時代となってきています。

ただし、女性が働く際の託児の問題もカバーしてこそであってもらいたいと、私は幼い子をもつ母として切に思います。
by lifeplaning | 2014-03-21 00:00 | 川崎 由華
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