2014年 02月 20日
国民年金基金のニュースについて(前編)
ファイナンシャルプランナーの恩田雅之です。」
2月16日の朝刊に「国民年金基金 4月以降新規加入者の保険料7%
引上げ、予定利率を1.75%から1.5%へ引下げ」と記事がありました。
国民年金基金は、自営業などの国民年金の第1号被保険者のための
上乗せ年金です。加入するかどうかは任意になります。
上の記事に興味を持ち、国民年金基金の運用状況をHPで調べてみま
した。
国民年金基金の資産構成割合(基本ポートフォリオ/平成21年4月改定)は、
国内債券 25%
外国債券(円ヘッジ) 10%
国内株式 25%
外国債券 12%
外国株式 28%
でした。
ちなみに、年金資金のことで話題になるGPIF(年金積立管理運用法人)の資産
構成割合は、
国内債券 60%
外国債券 12%
国内株式 11%
外国株式 12%
短期資金 5%
です。
国内外の株式比率が、GPIFの倍以上で国内債券の比率が半分以下になってい
ます。GPIFと比べますと利子や配当など収入よりも、値上がり益を期待した資産
構成割合になっているように思われます。
次回は、国民年金基金とGPIFそれぞれの収益率についてみていきたいと思います。