Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2013年 10月 14日

学資保険(こども保険)の動向

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャル・プランナーの田中尚実です。

2週間ほど前に、生命保険会社が主催する勉強会に行って来ました。
テーマは「学資保険(子ども保険)の動向」。

2008年からのデータを見ると、学資保険(こども保険)の新契約数は、
毎年大体60万件位で推移。
2008年からどれ位の赤ちゃんが生まれているかというと、毎年約100万人。
必ずしも全てのお子さんが0歳で加入する訳ではありませんが、
生まれてくるお子さんのうち約6割位が学資保険(こども保険)に加入
している勘定です。
「へ〜え、結構な割合」と思いました。
教育資金準備の方法はこれだけでないですが…。

学資保険(こども保険)とは、こどもの教育資金の確保を目的とした保険です。
保険料を積み立てていき、進学時期にお祝い金を受け取ったり、満期になると
満期保険金を受け取ります。
原則として、親が契約者、こどもが被保険者となり契約し、契約期間中に
契約者である親が亡くなった場合、以降の保険料の支払いが免除されます。
被保険者であるこどもが亡くなった場合は、金額は少額ですが、死亡給付金
が受け取れます。

選ぶポイントはズバリ返戻率。
保険料払込総額に対し、受取総額がどれ位なのか、です。

前提条件を契約者42歳、被保険者0歳、保険料払込期間18年、受取総額は300万円
として6社を比較した先日の勉強会の資料から引用しますと、
一番返戻率が良かったところは111.9%、良くなかったところは98.5%でした。

今年4月時点で学資保険(こども保険)を販売している生命保険会社は17社だ
そうです。加入をお考えの方は、返戻率はチェックポイントです。

データから、多くの方が教育資金準備として学資保険(こども保険)を検討される
様子が伺えますが、学資保険(こども保険)のような積み立て型の保険商品は、
契約途中で解約をした場合には、それまで払い込んだ保険料総額よりも、
戻ってくるお金が少なくなるというデメリットがあります。

学資保険(こども保険)はお子さんの大学進学を見据えての長期の契約となります。
保険料の支払いが厳しくて中途解約しなければならないという事態に陥らない
ために、無理な金額で契約しないよう注意しましょう。
by lifeplaning | 2013-10-14 12:35 | 田中 尚実
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.