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2013年 09月 13日

オリンピックに向けて、貯蓄を始めませんか?

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。

2020年のオリンピックの開催地が東京に決まりましたね!

開催決定に関して様々な意見がありますが、肌で感じるような景気の回復もなく、薄暗いままだった日本にとって大きな刺激となり、皆に元気と楽しみを与えてくれたと思います。
そのうえ、日本は今後、オリンピック開催地として世界から注目され続けるでしょうから、経済も原発など抱える問題も、国としての対応を示すだけでなく、結果を出さねばならない状況となったことは、今後への期待にも繋がるように感じています。

誰もが、7年後は何歳になっているだろう?と、まず自分と家族の年齢を確認し、7年後の姿を思い浮かべたことでしょう。
7年という期間は、まだ想像ができる将来ですよね。
7年後には中学3年生と小学6年生になるわが子たちは、「絶対に観に行きたい!」「何を観に行く?水泳にする?体操にする?」と、今から張り切っています。

『7年後に家族で東京に行き、オリンピックを観戦する』というのは、いつかどこかに旅行に行こうとは違い、明確なライフイベントになりますね。
そのライフイベントのために、必要な資金を把握して、事前に準備しておくことが、よく言われるライフプランに基づくマネープランというものです。

今回のわが家のライフイベントでは、どのくらいの資金が必要となるのでしょう。

東京オリンピック招致委員会の発表によると、チケットの平均価格は7,700円とのこと。
東京への往復の交通費は、現時点での新幹線代が東京⇔新大阪の片道で、大人が約14,000円、子どもが約7,000円。
しかし、これは消費税増税に伴って値上げを検討するという報道もあります。
東京での交通機関は、観戦チケットとICカードにより無料利用になるよう検討中とのこと。
宿泊費は、ホテルによって様々であり、オリンピック開催期間は値上げも考えられるので、正確に読めませんが、一人1泊15,000円で考えてみます。

さて、家族4人で2泊3日、2箇所でのオリンピック観戦ツアーとして、かかる費用を見積もってみましょう。
チケット代:7,700円×4人×2回=61,600円
交通費:14,000円×2(往復)×3人+7,000円×2(往復)=98,000円
宿泊費:15,000円×4人×2泊=120,000円
これらを合計すると、279,600円になります。

これに食事代やお土産代などを加算しなければならない一方で、旅行代理店から販売されるであろう東京オリンピック観戦パックという商品であれば、チケット、交通費、宿泊費を一括して、少し安くなるかもしれません。
また、この金額は現時点での参考値であり、7年後の物価は現在とは違っているかもしれません。
とにもかくにも、この7年後のライフイベントのために30万円は必要だという試算はできました。

では、どのようにしてこの30万円を準備しましょうか。
単純に7年で割って、1年間で43,000円ずつ、1ヶ月で3,600円ずつ貯めてもいいでしょう。
1ヶ月3,600円であれば、500円玉がおつりでもらえたら貯金するという500円玉貯金でも可能かもしれませんね。
また、株式や国債などの配当金や、運用で得た利息を貯めていくのもいいかもしれません。

このように、ライフイベントまでに期間があるものに対しては、事前準備の方法も選択でき、無茶な計画にはなりません。
子どもの教育にかかるお金の準備も、老後にかかるお金の準備も同じことなのです。

さあ、オリンピック観戦に向けて、今から貯蓄を始めませんか?
by lifeplaning | 2013-09-13 00:00 | 川崎 由華
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