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2013年 08月 30日

罹患率は増える一方で死亡率は減っている「がん」

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。

今年の6月、35歳の私のところにも「子宮頸がん検診無料クーポン券」と「がん検診手帳」が届きました。
無料クーポン券の送り主は、住まいのある宝塚市。

これは、診断と治療の進歩により、早期発見、早期治療が可能になっていることから、がんによる死亡者数を減らすために、がん検診の受診率を向上させ、がんを早期に発見するための国のがん検診推進事業の一環です。

罹患率は増える一方で死亡率は減っている「がん」_a0112619_1146154.jpg

こちらは、独立行政法人国立がん研究センター がん対策情報センターによるがん年齢調整死亡・罹患率の年次推移(1958年~2009年)のグラフです。(年齢調整とは、高齢化による人口構成の変化の影響と取り除いています)

このグラフを見ると、罹患率は年々上昇しており、特に近年の上昇カーブはきつくなっているのが分かります。
一方で、死亡率は年々低下しています。

この理由の1つは、がん検診の受診率が上がったことが関係しているでしょう。
国ががん検診推進事業を開始してから、がん検診を受ける人は増加しています。
がん検診により、思わぬがんを発見できることでがんの罹患率は上がりますが、早期発見早期治療ができることで死亡率が下がっていることに繋がっていると考えられます。

また、死亡率が下がっているのは、がんの治療技術の進歩による部分も大きいでしょう。
一昔前は命との戦いだと思われていたがんが、医療が進んだことで、今では慢性疾患と言われるほど、長く付き合っていく病気だという認識に変わってきています。

がんを取り巻く状況の変化に合わせ、どんどんリニューアルされているがん保険も、がん死亡給付金を特約で設定している商品はほとんど見かけなくなりました。
がんと向き合い、がんを克服ために経済的に安心して治療を受けられるための費用保障が、がん保険です。

国を挙げて取り組んでいるがん対策。
検診無料クーポン券を送付しても、がん検診を受診されない人に対しては、再度の受診勧奨を郵送などで行うようにと、各自治体に通達しています。

私も子どもたちが夏休みに入る前に、検診無料クーポン券を持って行ってきました。
まだの方は、このコラムを読んでくださったことを機に、是非受診されてくださいね。
by lifeplaning | 2013-08-30 00:00 | 川崎 由華
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