2013年 08月 13日
エンディングノートから遺言書へ
ファイナンシャルプランナーのキムラミキです。
相続の基礎知識についてのセミナーでお話をすることも多いのですが、
同じテーマなのに、何度も通って下さる方も時折いらっしゃいます。
セミナーの中でも、遺言書の重要性についてお話ししますので、
セミナーのリピータさんに、「遺言書作ってみましたか?」とお伺いすると、
まだです…と苦笑いする方がほとんどです。
遺言書を作る!と言葉で言うのは簡単ですが、
いざその内容を文字に表すためには、相続人が誰かを知る必要がありますし、
また相続する資産が概ねどれくらいあるかを確認する必要がありますから、
ある程度の覚悟といった気構えが必要なのかもしれません。
いきなり肩の力をいれて遺・言・書!と考えてしまうと、
書けるものも書けなくなってしまうので、
エンディングノートで少しずつ考えを整理していくと良いと思います。
まずは、相続資産等よりも気軽に書ける部分、
自分史の部分や、これからやってみたいこと、
もしも介護をうけるという事態がやってきたら、
こんな介護を受けたいという希望等々、
自分の書きやすいページから、少しずつ書いてみるとよいでしょう。
そして、そのエンディングノートに書いてみたことで、
気づいたことや、家族にお願いしたいことなどを、
日頃の会話の中で取り上げてみたり、
またその会話から気づいたことを書き留めて見たり、
コミニュケーションツールとしても利用することをおススメします。