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2013年 08月 02日

受験生の皆さんへ!~知っておいてほしい奨学金のお話①~

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。

大学受験を控えた受験生の皆さんへ。

夏本番、さまざまな誘惑をはねのけ、暑さにも負けず、志望校合格に向けて勉強に励んでいることでしょう。

来春、皆さんが晴れて大学生になる前に、ファイナンシャルプランナーとしてお伝えしたいことがあります。

行きたい大学に通うためにかかるお金は、いくらくらいなのか知っていますか?

入学金に4年間(2年または6年間)の授業料、施設設備費、通学にかかる交通費、一人暮らしにかかる費用など、合計するといくらになりますか?

「国立大だから安い」と言ったって、入学金と4年間の授業料だけで約250万円もかかるし、一人暮らしをした時にかかるお金は、全国平均で毎月約11万5,000円というデータ(2011年大学生協調べ)を参考にすると4年間ではなんと約552万円。

ご両親はこのお金をどのように工面しようとしてくださっているのか、尋ねてみたことがありますか?

大学進学を想定して、あなたが小さい頃から少しずつ貯めてこられていたお金があるのかもしれないし、これまでもあなたに十分なことをしながら、これほどのお金を貯めるなんて大変なことですから、貯めてきたお金だけでは足りなくて奨学金を借りる手続きをされるつもりでいらっしゃるかもしれませんね。

実際、自宅生のうちの約26%、下宿生のうちの約42%が、奨学金を借りて大学に進学しています(2011年大学生協調べ)。

今の大学生やこれからの大学生が育ってきた時代はバブル崩壊後で、給与も伸びなくなってしまったこと、金利も下がる一方だからご両親が貯蓄をしても増えていかなかったこと、奨学金の貸与制度が緩んだことで、奨学金を借りることが珍しいことではなくなっています。

さて、先ほどから私は、あえて「奨学金をもらう」ではなく「奨学金を借りる」という表現を使っています。

それは奨学金のほとんどが、家を買う時に不足分のお金は金融機関から借りる(住宅ローンを組む)のと同じように、大学に通うために不足するお金を借りて、卒業後に利子をつけて返済していくものだからです。

大学に進学することで借金を背負ってしまうなんて…と思う人もいるかもしれませんが、一度きりの人生、夢を持ってやりたいことに向かって突き進む時だからこそ、その戸惑いを自分の原動力に変えましょう。

ただ、お金を借りるにあたり、自分が借りる額と返す額、奨学金の制度についてはきちんと頭に入れておく必要があるので、次回は、知っておいて欲しい奨学金のお話をお伝えしたいと思います。
by lifeplaning | 2013-08-02 00:00 | 川崎 由華
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