2013年 06月 07日
ファイナンシャルプランナーを正しく理解してほしい!
ファイナンシャルプランナーの川崎由華です。
先日、あるドラマを観ていたら、職業を聞かれたサラリーマンが「ファイナンシャルプランナーです。保険の営業をやってます。」と答えているシーンを目にしました。
そのセリフを聞いて、皆さんは違和感がありませんでしたか?
ファイナンシャルプランナー(FP)は保険の営業マンではありません。
しかし、保険の営業マンの方の中にはファイナンシャルプランナーの資格を持ってらっしゃる方はいるでしょう。
決して、ファイナンシャルプランナー=保険の営業マン、ではないのです。
ファイナンシャルプランナーの民間資格を認定する日本FP協会は、ファイナンシャルプランニングを多くの人に正しく理解してもらおう、そして優秀なファイナンシャルプランナーを育てようと様々な活動しています。
その活動の1つに、東京と大阪の日本FP協会の事務所にて、ファイナンシャルプランナーの無料相談窓口「くらしとお金のFP相談室」を開設しています。
私も昨年、一昨年と、こちらで相談員をさせていただき、住宅購入に家計収支、保険の見直し、老後の生活設計など、様々なご相談をお受けしました。
相談に来られるほとんどの方が、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのは初めてだとおっしゃり、あくまでも50分間という短い時間でのファイナンシャルプランナーへの相談体験ですが、満足してくださっていたように感じます。
また、日本FP協会は新たな活動として、東京都内のある病院内において、医療・介護サービス利用者が抱える悩みを中立的な立場から相談に乗り、解決に向けた手助けをする「金融コンシェルジュ」を置くことを始めました。
病院内に相談コーナーを設け、入院患者さんとその家族のお金の悩みの相談を無料で受けていきます。
医療現場に医療以外のこういったサービスを提供することに対し、賛否両論があるようですが、医療とお金を切り離すことはできず、想定外の病気や事故により、ライフプランを変更せざるを得ずにお金の悩みを抱えてしまう方も少なくありません。
ファイナンシャルプランナーがお役に立てる場は必ずあると思います。
ファイナンシャルプランナーという職業を、世の中にきちんと理解してもらえるように、私たちファイナンシャルプランナーが、相談者の目線に立ったファイナンシャルプランニングをしていくことが必要だと思う今日この頃です。
※「くらしとお金のFP相談室」および「金融コンシェルジュ」の詳細については日本FP協会のホームページをご覧ください。