2013年 03月 21日
株価 割安・割高
ファイナンシャルプランナーの恩田雅之です。」
NYダウがリーマンショック前の最高値(1万14164ドル)を更新しても割安
と言われています。今回は、割安・割高の判断になるPER(株価収益率)に
ついてみていきます。
PERは、「時価総額÷純利益」または、「株価÷一株当たりの純利益」で求め
ることができます。
時価総額は、「株価×発行済み株式数」で計算できます。また、純利益は、
税引き後の利益になります。
PERは、現在の一株当たりの利益に対して、何倍に株価がついているか
を表す指数になります。例えば、PER15倍ですと、現在の利益が継続した
場合、15年分の利益と株価がイコールになることになります。
ですから、株価と一株当たりの純利益が変わらなければ、15年後に投資
した資金を回収できることを意味します。
一般的には、平均のPERは、成長産業や成熟産業など産業ごとに異なり
ます。その産業の平均のPERと比較して、個々のPERと比較して割安・割高
を判断します。
日経平均やTOPIXの上昇が著しいですが、過去のPERを確認しながら
冷静に対応しましょう。
追伸:春分の日も過ぎ、ようやく冬の装いから春の装いに向け一歩前進です。