Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2012年 11月 05日

新聞読んでますか?

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャル・プランナーの田中尚実です。

私は、企業において、主に新入社員や内定者を対象とした
「日本経済新聞の読み方講座」を行っています。

経済を中心とした総合誌である日経新聞を読むことにより、
学生の視点ではなく、仕事をする上で必要なモノの見方、つまり「モノを作る側」
「サービスや情報を提供する側」の視点を身につけさせたいという思いが
企業の教育担当者にはあるのです。

とはいえ、とかく難しいという印象の強い日経新聞は敬遠されがちなので、
日経新聞の読み方のコツや活かし方等についてレクチャーして欲しいという
依頼がある訳です。

この講座、「日経新聞」の読み方以前に、「新聞そのもの」を読む意義を
伝えることからまず始めます。
なぜなら新聞を読んでいる人がほとんどいないからです。

2年程前に初めてこの講座を金融系企業で行った時、
「日常的に新聞(日経新聞に限らず)を読んでいる人は手をあげて下さい」
と尋ねると、手があがったのは55人中僅かに2人。
最初は驚きましたが、もう慣れました。どこの会場でも状況は同じ。
新聞購読者0人という会場もめずらしくありません。

新聞講読率については様々な機関が発表を行っていますが、
マイボスコム(株)の2011年の調査によると新聞講読率は70.4%。
しかし、若い人にいたっては、もっとかなり低いと肌で感じております。

日々のニュースはテレビかインターネットで十分、新聞はお金がかかる、
だから新聞は読まない、と受講生は答えます。

もちろん新聞情報が全てとは申しません。
ただ、各媒体にはそれぞれの強みがあります。
例えば、テレビの場合は、視覚に訴える、耳や目で容易にキャッチできる
ことでしょうか。
インターネットは、何よりも速報性と検索性ですね。
新聞にも強みはあります。見出しの大きさやレイアウトで重要な情報か
どうかが一目でわかる一覧性であったり、解説が詳しかったり、
幅広い分野を扱っていることなど。

情報を得る媒体として、今後はますますインターネットの比重が高く
なると思われますが、インターネットは自分の知りたい情報にのみアクセス
しがち。
新聞紙面を眺めていると思わぬ記事にであったりして視野が広がるなど
インターネットの欠点を補う機能をもっています。

それぞれの媒体の特徴を理解し、テレビやインターネットだけでなく
新聞も上手に利用していただけたらなと思います。
by lifeplaning | 2012-11-05 12:26 | 田中 尚実
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.