2012年 11月 02日
「厚生年金基金」もらい忘れしないために
ライフプランニング公式ブログの読者のみなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの浅川陽子です。
数年前、国が運営している公的年金の加入記録が問題になったころ、企業年金である「厚生年金基金」について、もらい忘れをしている人の割合が4割を超えているという事実も公表されました。なぜ、「厚生年金基金」のもらい忘れがこんなに多いのでしょうか?
厚生年金基金等に加入している企業を、短期間(10年未満)で退職した場合、その後の管理・運用・給付は「企業年金連合会」に引き継がれます。そして、年金の支給開始年齢到来月に「企業年金連合会」から、「企業年金連合会老齢年金裁定請求書」という企業年金受給の手続きに必要な書類が、登録されている住所に送付されます。
ところが、退職後、住所が変わっていた場合、住所変更手続きをしていないと、送付された「裁定請求書」が宛先不明で送り返されることになり、その結果、該当者は年金受給の手続きが出来ず、もらい忘れになってしまったということです。
実は、私自身も、退職時に、「厚生年金基金」に関する書類をもらったものの、当時は、国の年金との違いもわからず、その後、何年もたって、FPの資格を取得した後で、やっと、国の年金以外に企業年金ももらえるということを認識したものです。また、私自身も、退職後、引越を重ねていて、登録されたものと住所が違っているので、「企業年金連合会」に問い合わせをし、住所変更手続きをしなければと思っていたところでした。
現在は、「企業年金連合会」のHPで、「企業年金記録確認サービス」(サービス時間は6時~22時)という検索サイトを使い、「基礎年金番号」、「氏名」「旧氏名」(ある場合)を入力すると、過去「厚生年金基金」等に加入していて「企業年金連合会」に移管されたもの(加入期間10年未満)があるかどうかを確認することができます。 また、住所の変更が必要な場合も、「企業年金記録確認サービス」で確認後にWEBで簡単に手続きすることができます。ということで、私も、早速、このサイトで確認し、住所変更手続きを行いました。
誕生日月に、「日本年金機構」から送付される「ねんきん定期便」でも、平成23年度までは「厚生年金基金加入期間」が記載されていましたが、平成24年度、「ねんきん定期便」がハガキ化になってからは記載がありません。該当しそうだという方は、ぜひ、こちらのサイトで年金記録を確認し、必要であれば住所変更の手続きを行いましょう。
http://www.pfa.or.jp/otoiawase/service/index.html
問い合わせ先:企業年金連合会 年金サービスセンター 年金相談室
0570-02-2666
ファイナンシャルプランナーの浅川陽子です。
数年前、国が運営している公的年金の加入記録が問題になったころ、企業年金である「厚生年金基金」について、もらい忘れをしている人の割合が4割を超えているという事実も公表されました。なぜ、「厚生年金基金」のもらい忘れがこんなに多いのでしょうか?
厚生年金基金等に加入している企業を、短期間(10年未満)で退職した場合、その後の管理・運用・給付は「企業年金連合会」に引き継がれます。そして、年金の支給開始年齢到来月に「企業年金連合会」から、「企業年金連合会老齢年金裁定請求書」という企業年金受給の手続きに必要な書類が、登録されている住所に送付されます。
ところが、退職後、住所が変わっていた場合、住所変更手続きをしていないと、送付された「裁定請求書」が宛先不明で送り返されることになり、その結果、該当者は年金受給の手続きが出来ず、もらい忘れになってしまったということです。
実は、私自身も、退職時に、「厚生年金基金」に関する書類をもらったものの、当時は、国の年金との違いもわからず、その後、何年もたって、FPの資格を取得した後で、やっと、国の年金以外に企業年金ももらえるということを認識したものです。また、私自身も、退職後、引越を重ねていて、登録されたものと住所が違っているので、「企業年金連合会」に問い合わせをし、住所変更手続きをしなければと思っていたところでした。
現在は、「企業年金連合会」のHPで、「企業年金記録確認サービス」(サービス時間は6時~22時)という検索サイトを使い、「基礎年金番号」、「氏名」「旧氏名」(ある場合)を入力すると、過去「厚生年金基金」等に加入していて「企業年金連合会」に移管されたもの(加入期間10年未満)があるかどうかを確認することができます。 また、住所の変更が必要な場合も、「企業年金記録確認サービス」で確認後にWEBで簡単に手続きすることができます。ということで、私も、早速、このサイトで確認し、住所変更手続きを行いました。
誕生日月に、「日本年金機構」から送付される「ねんきん定期便」でも、平成23年度までは「厚生年金基金加入期間」が記載されていましたが、平成24年度、「ねんきん定期便」がハガキ化になってからは記載がありません。該当しそうだという方は、ぜひ、こちらのサイトで年金記録を確認し、必要であれば住所変更の手続きを行いましょう。
http://www.pfa.or.jp/otoiawase/service/index.html
問い合わせ先:企業年金連合会 年金サービスセンター 年金相談室
0570-02-2666
by lifeplaning
| 2012-11-02 00:00
| 浅川 陽子





















