2012年 10月 22日
パーソナルファイナンス教育
ファイナンシャル・プランナーの田中尚実です。
先日、埼玉県教育委員会主催の高校教員向けの研修会で
「お金の知識とライフプラン」というテーマで
お話をさせていただきました。
新しい学習指導要領では、これからの社会において必要となる「生きる力」
を育むという理念を掲げ、知識や技能の習得とともに思考力・判断力・
表現力などの育成が重視されています。
これまで、学校教育においては行われてこなかったパーソナルファイナンス
教育ですが、まさしく「生きる力」をつけるには必要不可欠であるという
認識が徐々に高まっています。
生徒さんに対してお金に関する授業を行って欲しいと学校に招かれる
こともあれば、
先生方がいかに授業に取り入れていくかについて講義して欲しいと
教員研修会に呼ばれる機会も増えています。
パーソナルファイナンスとは、一人ひとりの生活や生き方に合った
お金の知識や活用法を学び、その答えを見つけること。
お金をどう稼ぐか、お金をどう使うか、お金をどう貯めるか・増やすか、
お金をどう借りるか、といったお金との付き合い方を学ぶことは、
生きていく上での視野が広がったり、多くの選択肢に気づいたり、
判断能力をつける助けになります。
自分はどうありたいのか、どうなりたいのか……。
自分が生きたい人生を描き、実現に向けて行動できる人を育てるために、
ファイナンシャル・プランナーは教育現場でも活動しています。