Woman.excite Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ

2012年 10月 12日

金融機関の「スマホ向けサービス」

ライフプランニング公式ブログの読者のみなさん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの浅川陽子です。

 10月23日は「電信電話記念日」だそうです。情報通信の分野において、世界的規模で進んでいるのが「スマートフォン」(高機能携帯電話)の普及です。総務省の「平成24年版情報通信白書」によれば、2009年から2011年にかけてのスマートフォンの普及は世界全体で2.7倍、アジアでは4.2倍に拡大したそうで、2015年にはスマートフォンの携帯電話に占める割合が、世界で50%を超えると予想されています。

日本でも「スマホ」を保有している世帯は30%を超えたといわれます。この普及拡大にあわせて、金融機関にも「スマホ」向けサービスを拡充する動きが目立ってきました。

<みずほ銀行>
2010年11月から「スマホ向けバンキング」を開始。
振込・振替・残高照会、口座開設、カードローン申し込み、定期・積立定期取引、住所変更、宝くじの情報提供、AR機能技術を活かしたATM・店舗検索など。10月中には投資信託取引も追加。外貨預金取引機能の追加も検討中。利用者は40万人を突破。

<三菱東京UFJ銀行>
2012年2月に「スマホアプリ」の提供開始。残高照会、ATM検索、振込・振替、円定期預金取引。外貨預金サービスも追加予定。

<三井住友銀行>
残高紹介、振込・振替の他、「すまーと収支」サービス。
「すまーと収支」は週1回程度の入力で「予算立て」「実績入力」「集計分析」の3つのフローで毎月の現金収支を管理できるサービス。「すまーと収支」のダウンロードは1年で約14万件。

 10月5日付の「ニッキン」(日本金融通信社)によれば、メガバンク3行で、4種類のアプリのダウンロード件数は合計80万件にものぼっているといわれています。「スマホ」の年代別保有率は、平成23年のデータでは、20代で44.9%、30代で28.9%、40代で18.3%、50代で9.3%、60代以上で1.5%と、圧倒的に若年層が多く、金融機関の「スマホ」向けサービスの拡充はこの若年層をねらったものといえます。

 メガバンク以外の金融機関でもスマホ向けサービスを拡充する動きが出ています。情報通信の分野での主役は、スマートフォンにシフトするといわれており、今後、30~50代のファミリー層にもスマホの普及拡大が予想されますので、各金融機関は「スマホ向けサービス」利用者の増大を見込み、今後さらに利便性の高いサービスの向上をめざしていくものと思われます。
by lifeplaning | 2012-10-12 00:00 | 浅川 陽子
Copyright c 1997-2009 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.