2012年 02月 13日
FPは幅広い知識を備えています(3)
ファイナンシャルプランナーの田中尚実です。
引き続き、FPが備えている幅広い知識についてご案内します。
◇住宅ローンに関する知識
住宅を購入する場合、現金で買える方というのはそうそうおりませんので、
ほとんどの方は住宅ローンを利用することになりますよね。
現在、変動金利型ですと1%を切るものもあり、それはそれは魅力的ですが、
住宅ローン選びは金利が低ければいいという単純な話ではありません。
FPは住宅ローンに関して詳しいので、是非相談してみて下さい。
住宅ローンは、返済方法や金利の種類等、ローンの仕組みそのものの理解
はもちろんですが、家族構成や今後のライフイベントも考慮した上で、
どこの金融機関のどのローン商品にするか選択すべきです。
今は返せても将来問題が出ないのか、最後まで安心して返しきれるローンを
選ぶことが重要です。
◇生命保険に関する知識
前回書きましたが、民間の生命保険加入の際には、まず公的な保障がどれ位
あるのか把握し、足りない分を民間で補うというステップで進めないと、
入りすぎることになってしまいます。
しかし、この点をおさえて加入している方は実に少ないですね。
生命保険に関するセミナーで、
「どうしてその保険金額にしたのですか?」と尋ねると、
「保険のおばちゃんに言われたから」という答えが圧倒的です(笑)
皆さん、月々の保険料を払い終わりまでの期間で掛けてみて下さい。
保険はかなり大きなお買い物ですよ。
言われるがままに入っていていいのでしょうか?
自分の加入している保険が適正なのか一度FPにチェックしてもらうといいですよ。
◇損害保険に関する知識
人だけではなく、モノや賠償責任も補償の対象とできるのが損害保険。
火災保険や地震保険、自動車保険、傷害保険、個人賠責任保険等があります。
自分や家族にとってどのような補償を備えておくべきなのか、逆に不要な補償を
つけていないか、確認要ですね。
先月、住宅を購入する方の火災保険の相談があったのですが、「水災」補償を
外すようアドバイスしました。これは床上浸水の際に補償を得られるものなので、
マンションの6階の部屋を購入するそのご相談者にはまず必要のない補償なんですよ。
「水災」は結構保険料が高いので、これを外すと保険料はぐっと安くなるんですよ。
とはいっても一般の方はほとんどご存じないですよね。
FPは損害保険に関しても知識を備えておりますのでご相談してみて下さい。