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2012年 01月 26日

エコノミストの役割

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの杉山 明です。

先日、有名なエコノミストの話を聞いてきました。欧州の債務問題から、新興国の経済見通しまで、実に手慣れた口調で、わかりやすく解説していただけました。話の内容に質問があったわけではないのですが、ふと、「エコノミストの役割は何なのだろう?」と思ってしまいました。

そう思ったのは、講演が終わって、質疑応答に移ったときでした。とあるFPが質問をされました。「先生はドイツの経済について・・・と指摘されていますが、私が思うところは・・・」。そのFPは、質問をしたかったのではなく、後段の「私が思うところは・・・」を披露したかったのです。しかし、そういう人に限って、講演の講師を頼まれることはありません。だから、有名な講師の講演で自分の話を挿入したかったのです。

そんなFPの質問を、エコノミストの方は上手に取り扱っておられました。「ご指摘の話はごもっともで・・・」質問したFPにすれば、“ごもっとも”といわれるとそれだけで溜飲を下げて、後の部分は聞かかなくてもよい。エコノミストの方はそのあたりのことを十分に踏まえて回答しておられました。

そう考えながら、私は、きっとセミナーといわれるものには2種類タイプがあるのだと感じていました。一つは、参加者に参加したことの意義を感じてもらうセミナー。もう一つは、参加者に何かのソリューションを提示するセミナー。

前者のセミナーは、参加者に情報を投げかけて、あとは、参加者自身に考えてもらうセミナーといえるでしょう。聴衆の属性が不明で、幅広い層に話をする必要がある場合、こちらのセミナーになるのだと思います。一般的にエコノミストのセミナーはこちらだと思います。

後者のセミナーは、情報の提供だけでは不十分です。FPの文脈で例えるのであれば、経済情報を提供するだけでなく、その情報をライフプランなどにどのように活かしていくのか。そこまで話を絞り込まなければならないでしょう。

たくさんの人に話すときにソリューション提供型の話をしていないか、絞り込まれた属性の人に話すときに情報提供型の話をしていないか、もう一度確認しようと思わせてもらいました。そういえば、私が本当に質問したかったことがあります、「変な質問ばかりでストレスたまりませんか?」
by lifeplaning | 2012-01-26 07:30 | 杉山 明
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