2012年 01月 12日
行政改革は身近なところから
ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの杉山 明です。
2011年の年末から2012年の年明けにかけて、私はいつものように大阪で過ごしていました。見るTVでよく出てきていたのは、ご存じ橋下大阪市長。大阪府知事として大阪府の歳出を削減し、今度は大阪市の歳出を削減する予定です。一昔前、コストカッターといえば日産のカルロス・ゴーン社長が思い出されましたが、今ではすっかり橋下大阪市長にその座を奪われたようです。
行政におけるコストカットは、人件費の圧縮だけではありません。膨れ上がって数々の政策にかかる歳出を見直すことが中心になります。大阪府と大阪市では水道事業の統合などが検討項目に挙げられていますが、コストカットの話は私たちから見て遠い対岸で行われている出来事ではありません。
どうしてコストが膨れ上がるとかいえば予算というものがあるからです。予算をどのようにして確保してきたのか、その部分は無視されてしまう。お金が税金というシステムで強制的に徴収されるため、必要なのは集まったお金をどのように使うかというところに組織の関心が移ってしまうのです。
少し前の言葉で表現するなら「官僚制の弊害」というべきものですが、この組織の弊害は行政組織にだけ存在するものではありません。行政組織だから、むしろ早期に、その弊害の除去に取り組んでいるといったほうがよいでしょう。一方、民間企業は利益をあげること、配当を増やすことを求められていますから、もちろん、野放図にコストが増大する土壌はありません。
実は、一番、問題視すべきは非営利組織かもしれません。税金の代わりに会費という集金システムを作り上げてしまえば、集まったお金をいかに使うかという点に組織の関心は移ってしまうからです。その結果、非営利組織ではお金を使う人が求められることになります。簡単に言うと、お金を生み出す人より、お金を使う人が尊ばれる組織ということになります。
人が集まって活動するときには組織が必要になる。そのため組織が作られる。出来上がったばかりの組織には、組織の存在意義がしっかりとある。ところが、年数を経るとその存在意義は忘れ去られがちになる。その時に、組織には自浄作用が必要になってくる。選挙で首長を選ぶ地方自治体の場合には、選挙を通じて自浄作用が働くときがある。しかし、選挙さえない非営利組織の場合、組織全体が朽ち果てて崩壊するほかはないのが現状です。
悪しき日本の組織風土は、非営利組織に根強く残っているのです。
ファイナンシャルプランナーの杉山 明です。
2011年の年末から2012年の年明けにかけて、私はいつものように大阪で過ごしていました。見るTVでよく出てきていたのは、ご存じ橋下大阪市長。大阪府知事として大阪府の歳出を削減し、今度は大阪市の歳出を削減する予定です。一昔前、コストカッターといえば日産のカルロス・ゴーン社長が思い出されましたが、今ではすっかり橋下大阪市長にその座を奪われたようです。
行政におけるコストカットは、人件費の圧縮だけではありません。膨れ上がって数々の政策にかかる歳出を見直すことが中心になります。大阪府と大阪市では水道事業の統合などが検討項目に挙げられていますが、コストカットの話は私たちから見て遠い対岸で行われている出来事ではありません。
どうしてコストが膨れ上がるとかいえば予算というものがあるからです。予算をどのようにして確保してきたのか、その部分は無視されてしまう。お金が税金というシステムで強制的に徴収されるため、必要なのは集まったお金をどのように使うかというところに組織の関心が移ってしまうのです。
少し前の言葉で表現するなら「官僚制の弊害」というべきものですが、この組織の弊害は行政組織にだけ存在するものではありません。行政組織だから、むしろ早期に、その弊害の除去に取り組んでいるといったほうがよいでしょう。一方、民間企業は利益をあげること、配当を増やすことを求められていますから、もちろん、野放図にコストが増大する土壌はありません。
実は、一番、問題視すべきは非営利組織かもしれません。税金の代わりに会費という集金システムを作り上げてしまえば、集まったお金をいかに使うかという点に組織の関心は移ってしまうからです。その結果、非営利組織ではお金を使う人が求められることになります。簡単に言うと、お金を生み出す人より、お金を使う人が尊ばれる組織ということになります。
人が集まって活動するときには組織が必要になる。そのため組織が作られる。出来上がったばかりの組織には、組織の存在意義がしっかりとある。ところが、年数を経るとその存在意義は忘れ去られがちになる。その時に、組織には自浄作用が必要になってくる。選挙で首長を選ぶ地方自治体の場合には、選挙を通じて自浄作用が働くときがある。しかし、選挙さえない非営利組織の場合、組織全体が朽ち果てて崩壊するほかはないのが現状です。
悪しき日本の組織風土は、非営利組織に根強く残っているのです。
by lifeplaning
| 2012-01-12 07:59
| 杉山 明





















