2011年 11月 25日
またか!の年金減額ニュースに惑わされてはいけない。
ライフプランニング公式ブログの読者の皆さん、こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの當舎 緑です。
先日、このブログで、田中尚美さんが葬祭館の見学について
お話されていましたが、私も参加させていただきました。
葬祭というのは、「みんなで個人を偲ぶ」式なんだなとしみじみ実感しました。
さて、今日は、24日の日経新聞に発表されていた
「年金減額。来年度から」という報道がされました。
年金については、非常に誤解が多い話題ですので、
解説しておきたいと思います。
以前にも年金開始年齢が68歳から!?という報道もされましたので、
「またか」ということを感じた方もいるかもしれません。
ところが、今回は、意味合いが違います。
これまで、国民年金や厚生年金というのは、物価下落が
反映されることは既定路線だったのです。
法律にも明記されています。
ところが、2000年度から3年間は物価が下がっていたのに、
支給額は下げられませんでした。
そのため、現在年金を受け取っている方は、
2.5%高いままの年金を受け取っていることになります。
小宮山厚生労働相によると、今後3年間をかけて、
毎年1%引き下げる方針ということで、報道がされたのです。
これまでしないといけないことをせず、
特例的に優遇してきた点を解消するという意味で、
これから決まるかどうかはっきりしていない、
年金支給開始年齢の引き上げとは、
違うんだと申し上げておきます。
解消されれば、国民年金を満額受け取れる方であれば、月700円。
厚生年金を月額23万円受け取る世帯は、2500円程度の減額。
これは、大変だと思うかもしれませんが、
「年金」などの老後資金は、長期間かけて積み上げていくものです。
「公的年金は危ないから払わない」でなく、
「今、自分の年齢で出来ることは何か」を勉強して、
自分なりの対策をしていくことが必要です。
年金相談をしていると、
「友人がこうだった」「知人の年金はこうだった」などという
言葉が出てくることがあります。
ところが、年金というのは、個人の生きざまが反映されるものです。
誰しも同じ時期に働いて、結婚して、退職することはあり得ません。
もし、自分の年金履歴に空白があれば、それを満たす。
任意加入できるなら任意加入しておく。
パートであっても、厚生年金に加入できるなら、加入しておく。
払えないのであれば、免除の手続を済ませておく。
こんな地道な努力をして初めて、年金が積み上がっていくのです。
政策に一喜一憂するのでなく、
足元から固めていきましょう。
自分の老後を守れるのは自分だけなのですから。
ファイナンシャルプランナーの當舎 緑です。
先日、このブログで、田中尚美さんが葬祭館の見学について
お話されていましたが、私も参加させていただきました。
葬祭というのは、「みんなで個人を偲ぶ」式なんだなとしみじみ実感しました。
さて、今日は、24日の日経新聞に発表されていた
「年金減額。来年度から」という報道がされました。
年金については、非常に誤解が多い話題ですので、
解説しておきたいと思います。
以前にも年金開始年齢が68歳から!?という報道もされましたので、
「またか」ということを感じた方もいるかもしれません。
ところが、今回は、意味合いが違います。
これまで、国民年金や厚生年金というのは、物価下落が
反映されることは既定路線だったのです。
法律にも明記されています。
ところが、2000年度から3年間は物価が下がっていたのに、
支給額は下げられませんでした。
そのため、現在年金を受け取っている方は、
2.5%高いままの年金を受け取っていることになります。
小宮山厚生労働相によると、今後3年間をかけて、
毎年1%引き下げる方針ということで、報道がされたのです。
これまでしないといけないことをせず、
特例的に優遇してきた点を解消するという意味で、
これから決まるかどうかはっきりしていない、
年金支給開始年齢の引き上げとは、
違うんだと申し上げておきます。
解消されれば、国民年金を満額受け取れる方であれば、月700円。
厚生年金を月額23万円受け取る世帯は、2500円程度の減額。
これは、大変だと思うかもしれませんが、
「年金」などの老後資金は、長期間かけて積み上げていくものです。
「公的年金は危ないから払わない」でなく、
「今、自分の年齢で出来ることは何か」を勉強して、
自分なりの対策をしていくことが必要です。
年金相談をしていると、
「友人がこうだった」「知人の年金はこうだった」などという
言葉が出てくることがあります。
ところが、年金というのは、個人の生きざまが反映されるものです。
誰しも同じ時期に働いて、結婚して、退職することはあり得ません。
もし、自分の年金履歴に空白があれば、それを満たす。
任意加入できるなら任意加入しておく。
パートであっても、厚生年金に加入できるなら、加入しておく。
払えないのであれば、免除の手続を済ませておく。
こんな地道な努力をして初めて、年金が積み上がっていくのです。
政策に一喜一憂するのでなく、
足元から固めていきましょう。
自分の老後を守れるのは自分だけなのですから。
by lifeplaning
| 2011-11-25 00:39
| 中村 真佐子