2011年 11月 23日
おひとり様の老後~住まいをどうする?賃貸編その2
ファイナンシャルプランナーの中村 真佐子です。
昨日今日と冷え込みました。この冷え込みで、紅葉が進んだように思います。
我が家の近くにある、昭和記念公園は紅葉が見頃となっています。
今日は、祝日。紅葉を楽しむ人も多いでしょう。
さて今回もおひとり様シリーズ
前回は、賃貸住宅住み続けると、生活費の蓄えと、年金収入がある程度ないと厳しくなってくることを見ていきました。
今回は年金収入と貯蓄がある程度ある方が安心して、賃貸でくらしていくには?
を見ていきます。
年金収入がある程度あると家賃支払いの心配がなくなり、賃貸住宅で生活していくことができます。
元気なうちはいいのですが、体が不自由になり介護サービスを受けることになるととどうなるのでしょう。
家賃+生活費+介護サービス費用+医療費が主に生活にかかるお金になります。
介護サービス費用と医療費は、体の状態によりかかる費用が変わってきます。
年をとるごとに体は衰えてまいりますので、かかる費用も比例して増えていくことになります。
その辺を考慮して住み替えを考えることも一案です。
国が力を入れているのは、「サービス付き高齢者向け住宅」
バリアフリーや部屋の広さなど国の基準を満たしていてなおかつ、医療・介護を連携して高齢者を支援するサービスを提供する高齢者向けの住宅です。
24時間見守りがついていて、介護が必要になった場合でも身近に相談できる人がいるので何かと安心です。
普通の賃貸住まいだと、居宅介護サービス費用が介護度が重くなると、1割負担を超え自己負担しなければならなくなる可能性があります。
「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた高齢者専用賃貸住宅ならば、介護にかかる費用は介護度ごとに一定になりますので、増える心配はありません。
住みなれた賃貸住宅も、ずっと住み続けるのは難しいです。
介護が必要になってきたら、あるいはその前に「住み替え」を考えてみましょう。