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2011年 11月 16日

おひとり様の老後~住まいをどうする?賃貸編その1

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの中村 真佐子です。

今朝は冷え込みましたね。
我が家では、ストーブをつけました。
空気が乾燥しています。感染症も気をつけなければなりませんね。
関東の紅葉の見ごろももうすぐですね。

さて今回もおひとり様シリーズ
前回は、「遺言書を書こう」でした。
今回は「住まいをどうする?賃貸編その1」です。

先日、新宿であったアパート火災。
独り暮らしの高齢者が4人もお亡くなりになりました。
身元を調べるのに時間がかかっているようです。
前回のブログでもご紹介しましたが、身寄りがないと身元の判明に時間がかかります。
生活保護を受けている方も多く住んでいたと報道にありましたが、生活保護を受けていたら、自治体に担当のケースワーカーがいるので、身元はすぐにわかると思います

この事件は独居高齢者の実情が浮き彫りになりました。
単身者が持ち家を待たず、賃貸住宅に住み続け高齢期を迎えた時、
どのようなことが起きるのでしょうか。

お金の面で一番大事なのは、年金生活の中で、家賃を払い続けることができるのか。
年金の範囲内で、生活ができるのが一番理想的です。
年金が少ない場合は、貯金を切り崩していくしかありません。
ある程度の蓄えがなければ貯金が底をつく可能性もあります。
そうなると生活保護の住宅扶助や生活扶助をうけることになります。
住宅扶助を受けるには、それ相応の家賃の住まいに住み替えなければならなくなる可能性もあります。

私が生活支援員として受け持っていた独居高齢者も方もそうでした。
住みなれたアパート。でも少しばかり家賃が高い。
年金が少なくとうとう貯金も底をつき生活保護に・・・。
家賃が高いため転居を検討していたところ、脱水症状で入院。
退院後は、老人保健施設へと移り住みことになりました。
気丈に独り暮らしをなさっていましたが、
今は、施設での暮らしに代わりました。
表情を見ると穏やか。
職員の方がよくしてくれていると言い、安心して暮らしているようです。
生活保護をうけているので、施設の費用は食費などだけの負担となります。

85歳を超えて超高齢期を迎えると、このようなケースをたどる事が多いです。
多くの場合独りで頑張ることは難しく、多くの人に支えられて生きていくことになるのです。

最近では、生活保護世帯の急増の報道がありました。
お金がなくてもセーフティネットは確立されていますが、
若い人が少なくなってくるこれからは支えきれなくなってしまうかもしれません。

賃貸住まいの単身者の抱える最悪の事態を今回かきましたが、
家賃を払い続けるには、年金をしっかりもらうことが大きなポイントとなります。
滞納していたりして受給資格がないなんてことにならないよう、年金定期便のチェックはキチンとしておきましょう。
by lifeplaning | 2011-11-16 10:57 | 當舎 緑
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