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2011年 11月 17日

惚れたものに投資しよう

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの杉山 明です。

『老後資金を準備するためには、若いうちから資産運用を考えることが大切です。若いうちから運用を開始すれば長期投資が実現できます。長期投資はリスクを抑えることができるので、結局、低いリスクで高いリターンを得ることができます』という説明を聞いてあなたはどう思いますか?私はこのような考え方をすすめません。

ライフプランを考えると、○%程度の利回りの資産運用が必要。○%を実現するための具体的なプランは・・・と考えるのが常套手段のように思いますが、この考え方だけで資産運用の方針を決めてしまうのは重大な誤りがあると思います。

長期投資というのは、数十年投資を継続していて振り返れば長期投資になっていたというものです。「本日ただ今から、私は長期投資家です」と宣言したから長期投資が達成されるわけではありません。

投資を継続するポイントは、自分の投資しているものの価値が上がるのだという確信があることだと思います。簡単に言うと惚れたものに投資するということです。惚れ続けていれば投資を継続していくことは可能です。そうでなければ、価格が下落したときに投資を継続していることはできないでしょう。周りに流されて資産を売却してしまう。

人によって惚れるもののレベルは違うでしょう。そのレベルに応じたものに投資すればストレスがありません。『このブランドは将来成長するよ。だから、私はこの企業の株を買う』という場合は個別株。『このファンドの運用方針は自分の考えている運用とぴったり合っている』という場合はアクティブ運用のファンド。『個別の株式には興味がないけどこの国は将来成長すると思うよ』という場合はその国の株式に投資するETF。

ライフプランの言い分だけを聞いて資産運用を始めると後悔することになるかもしれません。分散投資は最後にチェックすれば大丈夫です。長期投資は数十年経ってからでなければチェックできません。それより、投資しようと思っているものにどの程度惚れているのかをチェックしましょう。
by lifeplaning | 2011-11-17 07:30 | 杉山 明
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