2011年 10月 19日
おひとり様の老後~おいとめいは大切な存在
ファイナンシャルプランナーの中村 真佐子です。
今朝は、空気が冷たく感じました。
少しずつ冬が近づいている感じです。
我が家の庭の木々も色つき始めました。
今年の紅葉はどうなのでしょうか?
紅葉狩りを楽しめるのももうすぐですね。
さて今回は、おひとり様にとって大切な「おいとめい」についてです。
平成22年の国勢調査の結果では、子供のいる世帯を単身世帯が追い抜きました。
単身世帯が増えてきています。いわゆる「おひとり様」です。
一口に単身世帯といっても様々です。
結婚をせず、独身をつらぬいている人。
配偶者はいたが、離婚した人や死別した人。
長生きできるようになった今、ひとりでの老後をどう過ごすか不安に思っている方が少なくありません。
体が弱ってくると、誰かの支援を受けないことには一人で生きていけなくなります。
頼る家族がいないのですから、自治体の福祉サービスに頼ることになります。
私は、日野市の社会福祉協議会の仕事に携わっていますが、一人での生活が難しくなってく方をたくさん見てきています。
単身者で介護が必要になると、どうしても自治体や地域包括センターなど第3者の支援が必要となります。
単身者の場合、自治体や地域包括センターでは、親族で支援してくれる人はいないかを調べます。
そこで登場してくるのは、兄弟姉妹もしくは、その子であるおいやめいです。
私の支援している人で、施設に入ることになり、それまで疎遠だったおいに身元保証人になってもらった方います。
おいにしてみてみれば、今まで何のかかわりもなかった叔母さんから、急に身元保証人になってくれと要請されるわけで、どうしようかと戸惑う方もいるでしょう。
先日私に相談してきた友人も一人暮らしの伯父さんとのかかわりでした。
こちらはめいの立場からの心配事でした。
関わりたくないのが本音だが、そうなった場合どうなるのか・・・精神的にも経済的にも負担のなるのではと危惧していました。
このようなケースはこれからたくさん出てくるでしょう。
単身者の立場からは、体が不自由になった時、自分にはだれが支援してくれるのか、あらかじめ想定していなければなりません。
おいやめいの立場からは、親戚になかで単身者がいるかどうか、自分の親から親戚関係を聞いておくことも必要でしょう。こちらの立場からはアクションをおこす必要はありませんが、知っていると知らないのでは、精神的に違うでしょう。