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2011年 10月 11日

住宅ローンの新しい考え方!?前編


 ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!

 ファイナンシャルプランナーの長谷剛史 です。


 暑からず寒からずのこの季節、皆さんはどのような秋を

 お過ごしですか?食欲の秋・スポーツの秋・読書の秋・・・

 私は「食欲の秋」を満喫しています♪


 さて、今回は「住宅ローンの新しい!?考え方」前編

 お届けしますね。


 皆さん、住宅ローンを決めるとき、何を基準に選びますか?

 ・・・
 ・・・
 ・・・

 金融機関の金利をネットで調べ倒し、少しでも金利の低いところを

 探したりしますか?

 ・・・
 ・・・
 ・・・

 一番大事なことは・・・「考え方」です。

 決して、金融機関や不動産屋の言いなりになってはいけません!

 勿論、私も含めたファイナンシャルプランナーの言いなりになっても

 いけません。

 決めるのは皆さんです!


 例えば・・・

「今後の金利上昇を考えたら長期の固定が絶対お得ですよ~」

 という専門家も多いですが、どう思いますか?

 間違いなく言えることは、長期固定を組んでお得なのは金融機関

 です。

 なんでって?

 ・・・
 ・・・
 ・・・

 この低金利の時代にわざわざ高い金利でお金を借りてくれて、

 しかも借り換えられる心配が少ないので、利益の見通しが立つ

 からなんですね。

(皆さんが払う利息は、金融機関の利益です。あたりまえですね)


 ここで、新しい!?話をしたいと思います。

 長期固定以外で住宅ローンを組んだ場合、勿論、金利上昇リスクを

 伴います。

 ただ、「元本」がかなり少なくなった段階で、金利が上がっても・・・

 例え5%になっても借入元本が減っていれば、大きな影響はない

 と思いませんか?

 金利上昇の影響は、借入残高の減少に伴って小さくなりますね。


 住宅ローンを決めるときは、一方向から考えるのではなく、色んな

 角度から検討する必要があります。
 


 具体的に数字を出してみてみましょう。

 3000万円を35年返済で借りた場合の、長期固定(3.2%)と

 3年の短期固定(当初1.5%)を比べてみます。


 長期固定・・・毎月返済額   118,830円

        返済内訳    利息80,000円
                 元本38,830円(返済初月)

        3年後の残高  28,534,889円 


 3年固定・・・毎月返済額    91,855円
 
        返済内訳     利息37,500円
                 元本54,355円(返済初月)

        3年後の残高  27,999,791円



 3年間の返済額は、3年固定のほうが約100万円少ないのに

 元本は、約55万円少なくなっています。 

 金利上昇リスクを一方面から捉えるのではなく、元本の減り方にも

 注目してみては、いかがでしょうか?


 繰上げ返済余力がある人は、変動や短期固定を組んでどんどん返済

 すれば元本もかなり減っていくでしょうね。


 注意して欲しいのは、私が短期固定や変動を薦めているのではないと

 いうこと。私は考え方をお伝えしているだけで、各家計状況によって

 結論は変わってきますので誤解のないように・・・


 来週の後編では、「金利上昇リスクを回避するには、期間短縮繰上げ

 返済が有効」という世間の常識にもメスを入れてみたいと思います。

 お楽しみに。。。
by lifeplaning | 2011-10-11 08:00 | 長谷 剛史
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