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2011年 06月 22日

高齢期の住まい①

ライフプランニング公式ブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの中村 真佐子です。

梅雨のうっとうしい時期が続いています。私の周りでは、風邪がはやっています。
急に暑くなったり寒くなったり、体調管理が難しい時期ですね。
夏本番に向けて暑さに強い体つくりをしたいものです。
やはり栄養と睡眠でしょうか。

4月に改正高齢者居住安定確保法が成立したことにより、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録制度がスタートしました。
今回から高齢者の住まいについて何回かにわたって見ていきます。

長寿国日本は、高齢期の時期が長く、ライフプランを立てるのも長期にわたります。
高齢期を約20年~30年と見ると、大きく2つに分けられると思います。
私の周りの高齢者を見ると75歳を境にして、体力に差が出てくると感じています。
75歳前が元気に過ごすアクティブ期、75歳以降は無理をせず静かに暮らす時期・・・
そんな大まかなライフプランとなるでしょう。

高齢期のライフプランを考える際に重要となってくるのが、住まいの問題です。
子どもがいなくなった1戸建ては広すぎる。
家の管理や庭の手入れがおっくうになり、マンションがよくなる。
体が不自由になったら、段差や階段が危なくなる。
などの問題が次々と出てきます。

介護状態になってから、リフォームをする、他に移り住もうとなると住まい選びが子ども主導となるケースが多く、そうなると体が不自由な本人の意思は尊重してもらえなくなるケースは少なくありません。体が不自由になってからは、実際に高齢者住宅や、有料老人ホームを見に行くことはできず、納得して入居することは難しくなってきます。

このようなことを懸念してか、最近では元気なうちに将来の住まいについて考え行動する高齢者が多くなってきたそうです。震災で安全・安心への意識が強くなってきたこともあるでしょう。

高齢期の住まいの選択はなかなか難しいです。
自分の体の事、お金の事はもちろんですが、どのように高齢期を過ごしていきたいかが一番重要です。

元気なうちは自宅で頑張り、体が不自由になったら、施設に入る。
自宅を離れたくない。
元気なうちに施設に入り、家事や家の管理などのわずらわしさを解消し、自分の楽しむ時間を大切にしたい
などそれぞれに思い描いている事があるでしょう。

まずは、そこから初めてみましょう。
by lifeplaning | 2011-06-22 08:05 | 當舎 緑
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