2011年 06月 08日
ジューンブライドの6月 結婚事情はかわったか?
ファイナンシャルプランナーの中村 真佐子です。
6月はジューンブライドと言われ、結婚する人が多いのではと思いがちですが、
現実には梅雨の季節で、件数としては少ない方だそうです。
という私は、6月に結婚しました。そして偶然にも今日が結婚記念日です。
20年以上もたってしまいましたが・・・。
私の事はさておき、未婚化は深刻なようです。
2010年の婚姻件数は、70万213組で、昨年より7,521組も減ったそうです。
(6/6日経新聞夕刊記事)
内閣府の平成22年「結婚・家族形成に関する調査」では、
男性で結婚できない理由として多いのは、結婚後の生活資金が足りないことになっています。
女性では、相手にめぐりあわないからがトップとなっています。
少子高齢化が一段と進んでいるのも、結婚する人が減っているのがそもそもの原因。
若い人たちの収入が少ないのも問題です。
上記調査の中で、非正規雇用の既婚率は4.7%と非常に低いのがそれを物語っています。
一方で結婚したいと思っている人は8割にも上ります。
将来の年金の事を考えると共働きが普通の世の中になっていきます。お互い収入が少なくても、二人合わせれば何とか生活ができるでしょう。
お互いを支え合うささやかな幸せがあると思います。
お金の知識を勉強して、ライフプランニングをしっかりたて、賢くお金を使ったり貯たりすれば、将来に対する不安も減るでしょう。
震災後、結婚相談所には女性の申し込みが殺到しているようです。
一人でいることの不安、仕事がなくなることへの不安がそうさせているようです。
相手に求めるものも、非常事態が起きた時に、そばにいて頼りになる人、気持ちを分かち合いたいなど
それまでの、求めてきた学歴や収入が後退し、考え方が変わってきたようです。
「家族」は何物にも代えられない幸せをもたらしてくれると私は思っています。
悲惨な震災が若い人たちの結婚のきっかけを与えてくれて、「家族」が増えることを願うばかりです。