ライフプランニング公式ブログ

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは！
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。

九州でも山の紅葉がきれいな時期になりました。
いえ、薄っすら雪化粧している山も・・・
本格的な冬の到来ですね！

さて、12月のブログテーマは「なるほど!年末調整」。

2週目は、年の途中で退職してたら？のお話。

年末まで会社に勤務していないと、会社は所得税の
精算ができませんね。

では、年の途中で退職している場合はどうなるのでしょうか？

年内に再就職をしていれば、その会社が前の勤務先の会社の分と
合わせて年末調整をやってくれます。

その時は、前の勤務先の会社を退職する際にもらった
「源泉徴収票」を、次の勤務先の会社に提出するようにしましょう。

正社員ではなく、バイトでも勤務先の会社が年末調整してくれる
場合がありますので、バイト先の会社に尋ねてみられるとよいでしょう。

再就職をしていなくてその後の給与収入等はないという場合は、
誰も年末調整をしてくれないので、自分で申告をすることになります。

申告しなくてほったらかしでいいのかって？

ほったらかしでもいいですが、そうすると
あなたが所得税の払い過ぎで損をしてしまうかもしれないのです。

え？それはどういうこと？

毎月の給与やボーナスから所得税が仮の金額で差し引かれているわけですよね。
この仮の金額は、仮に１年ずっと勤務したとしたら
今月分はこれくらいというように計算されているのです。

ですので、年の途中で退職して、その後は給与収入がないとすると
1年間で精算してみたら所得税は０円でよいかもしれないのです。

でも、すでに１月から退職までの月は所得税が差し引かれている・・・

これを戻してもらうためには、申告をする必要があるのです。
黙ってても戻ってくるものではありませんから！

なお、給与や退職金以外の所得が20万円超ある場合は
申告が必要になります。

わからない場合は、お近くの税務署や税理士に聞いてみましょう！

また、申告の際には、退職した会社の源泉徴収票が必要です。
紛失している場合は、再発行をお願いするようにしましょう！