2010年 12月 09日
「特定口座」開設していますすか?
ファイナンシャルプランナーの横川由理です。
12月に入って1年間の締めとなりました。
株式投資や投資信託を購入なさっているなど、
12月末までの損益を申告しなければならない人も多いことでしょう。
銀行や証券会社に特定口座を開いている人は、
金融機関が私たちに代わって、1年間の損益を計算してくれるから、楽ですね!
私も開設しています。
特定口座は、あらかじめ源泉徴収を行って税金の支払が完了する「源泉徴収あり口座」と
取引の計算だけ行い、確定申告は自分で行う「源泉徴収なし口座」の2種類。
私は「源泉徴収なし口座」を開設していますが
「源泉徴収あり口座」のほうが、自分で計算をしなくてすむからラク。
しかし、払わなくてよい税金を取られることも。。
たとえば、会社員やパート収入などの給料をもらってる人が、
株式の利益が20万円あったとしましょう。
ポイントは、利益が20万円以下ということ。
通常であれば、20万円までの申告をする必要がないので、税金はかかりません。
しかし、あらかじめ一律に、源泉徴収されるため、10%の税金が自動的に差し引かれます。
反対にメリットは、源泉徴収をおこなうことで、税金の支払が終わりますから、
ほかの所得と合計する必要はありません。
たとえば、パート収入のある主婦など、パートの給料と合計しないから
103万円以内収入をセーブしても、株式投資の利益は除外します。
夫の扶養に入ることができ、夫の税金を低くすることが可能です。
このようにメリット・デメリットがありますから、それぞれの特徴をおさえて
賢く選んでいきましょう!