2010年 11月 22日
日常のお金の管理ができなくなったら・・・その2~FP中村
ファイナンシャルプランナーの中村 真佐子です。
紅葉が見頃となっていますね。
この週末は、紅葉狩り行かれた方も多いのでは?
私の自宅のすぐ近くに高幡不動尊があります。
ここの紅葉もとてもきれいです。
今日明日と「たかはたもみじ灯路」が開催されます。
高幡不動駅から高幡不動までの参道の道路上にたくさんのろうそくが並びます。
周りの看板や電灯の明かりを消し、ろうそくの灯りだけの時間が流れます。
とても素敵ですよ。
高幡不動尊の紅葉も夜間はライトアップされて、昼間とはまた違った楽しみ方ができます。
お時間がある方は、是非いらしてください。
それでは11月3週目のライフプランブログのスタートです。
今回は「日常生活自立支援事業」の2回目です。
前回は、高齢期になってくると「お金」の管理が難しくなって来るとい事に触れました。
家族からの支援が受けられない時、支援してくれる地域のサービスがあります。
「日常生活自立支援事業」です。
この事業はほとんど地域で「社会福祉協議会」が事業としておこなっています。
この事業のサービス内容は3つです。
①福祉サービス利用援助(利用料1回1時間まで1,000円)
介護保険を利用した介護サービスなどの情報提供や相談。
福祉サービスの手続きや利用料の支払い、事務手続き等
②日常的金銭管理(利用料1回1時間1,000円、通帳を預かる場合は1時間2,500円)
年金や福祉手当に必要ない手続き
生活費の預貯金からの出し入れ
公共料金や日常品購入等と支払手続き
病院や施設などへの支払い
③書類などの預かりサービス(1か月1,000円)
預貯金通帳、年金証書、権利書、実印などの大切な物を金融機関の貸金庫で保管
(利用金額は東京都の場合)
ここに含まれてはいませんが、「見守り」も行っています。
この事業で最も大切なことです。
在宅で一人暮らしの方の場合、認知症が進むとお金に関する大事な書類や、
現金などのしまい場所がわからなくなってきます。
そうなると生活に支障がでてきますので、
③の書類などの預かりサービスを利用します。
体が不自由となり、外出もままならない時、
生活費や支払いの手続きを本人の代わりに行います。
今受けている介護サービスがよくない、
変更したい、支払いが続けられるかなどの相談にものります。
この事業は、本人との「契約」に基づいています。
認知症が進んでいて、自分の事もよくわからない、名前も書けない・・・
そのような場合はこのサービスを受けることが難しくなりますが、
成年後見制度への利用の援助も行っております。
次回は実際に支援している「生活支援員」はどのようなことをしているかお伝えしたいと思います。