2010年 10月 25日
高齢期のいろいろなことに備えて~FP中村
ファイナンシャルプランナーの中村 真佐子です。
待機児童が多い横浜市の調査で、保育園に子どもを預けることのできなかった母親のなかで、働く事を断念した方が30%だったという報道がありました。
収入がなかなか増えない中、これからも期待できず、いまの生活に不安を持っている方が多いのではと切に感じます。
そういう時にこそ、ファイナンシャルプランナーを是非活用していただきたいと思います。
それでは10月最後の週のライフプランブログ、スタートです。
内閣府の平成21年「高齢者の日常に関する意識調査」によると、生活全般に不安の感じている人は71.9%となっています。不安に感じる点として上位3つは
1位:自分や配偶者の健康や病気の事
2位:自分や配偶者が寝たきりや体が不自由になり介護が必要な状態になること
3位:生活の為の収入の事
ファイナンシャルプランナーとしては、これらのお金に関する不安を取り除いてあげたい・・・。
高齢期のお金の不安を解消するためには、高齢期特有のお金に関する知識を知っておく、
その為の準備をしておくということがとても重要です。
高齢期特有のお金に関すること。
例えばどのような物があるのでしょう。
上記順位と重なる部分もありますが、大きく分けると3つになります。
生活に関するお金に関するお金
身体に関するお金
住まいに関するお金
年金だけで最後まで生活ができるだろうかという不安。
介護が必要になった時にいくらお金がかかるのだろう。
住まいの管理も厳しくなってきた・・・。
住み替えにはどれだけお金がかかるのだろう。
第2の人生と言われる高齢期は、20年ほどの続きます。
この20年の間にはいろいろな事が起こります。
事が起こってからでは、大切なお金を自分の為に有効に使えなくなる場合があります。
体が動かなくなってから、判断能力が亡くなってからでは難しいことが多く、
元気なうちに準備が必要となってきます。
その準備のためのお金の知識やいろいろなケースを次回からブログでご紹介していきます。