2010年 09月 13日
どうして利息(金利)が高いのでしょうか?
ファイナンシャルプランナーの大山潤です。
2010年9月10日の日本振興銀行経営破たんによって、
1971年の預金保険制度発足以来初のペイオフが発動されました。
初のペイオフ発動、銀行の経営に関する批判、様々な事が報道されていますが、
預金者としての立場から注目して頂きたいのは、日本振興銀行は高金利の預金が特色だったことです。
銀行など金融機関が、特別な理由もなく、預金者のために高い利息をプレゼントしてくれることがあるでしょうか?
おそらく一般的な答えは「NO」でしょう。
にもかかわらず、
他の金融機関の同様な預金商品と比較して、明らかに高金利だという場合、
「当行の預金は、他行と比べてリスクが高めですよ(金利が高い理由がありますよ)」
と、わざわざアピールしてくれているようなもの。
リスクの種類や程度は、その商品・金融機関によりけりでしょうが、
少なくとも私自身は、金利が高すぎると思えば、それを避けるか、その理由を調べてから判断を下すと思います。
せっかく預金するのなら、ちょっとでも金利の高いところを・・・という心情も十分理解できます。
ただ残念な事に、高リスク・低リターンはあっても、低リスク・高リターンはありません。