2010年 08月 23日
日本の失速と中国との順位逆転
ファイナンシャルプランナーの大山潤です。
8/16(月)に発表された日本の第2四半期GDPは、前期比+0.1%(予想+0.6%)、年率換算+0.4%(予想+2.3%)という結果でした。
同時に、この結果を持ってGDP規模で中国に抜かれ3位になった可能性がある、という発表もありました。
今回発表されたGDPは1次速報値なので、今後修正があるかもしれませんが、通年のGDPでははっきりと日本の3位が確定するのでしょう。
そもそもPPP(購買力平価)ベースのGDPでは、10年前には順位が逆転していたそうですし、中国の成長速度と人口規模(日本の10倍)を考えると、さして驚きはないのかもしれません。
むしろ考えさせられるのは、予想されたとはいえ、大きな日本経済の減速。
以下のEconomistのチャート(ドル換算)では、デフレ脱却しそうにも見えるのですが、これは最近の円高の恩恵でしょうね。

http://www.economist.com/node/16847828?story_id=16847828