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2010年 07月 19日

中国の格付けビジネス進出、中10位、米13位、日15位

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの大山潤です。

他の東北地方の都市と比べても涼しい日の多い仙台ですが、さすがに30度を超えてくると堪えます。

暑いぞロシア! 酔って遊泳1200人水死 穀物被害、火災も急増(MSN)

最初に記事を目にした時は、「この数字おかしい」と思ったのですが、どうやらほんとうのようです。
もしかして、ロシアではあまり海水浴のような習慣がないのでしょうか?いずれにしても痛ましいニュースです。
水の事故には気を付けて、祝日を楽しんでください。

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格付け機関といえば、S&Pムーディーズ、フィッチの3社が世界的にメジャーです。
問題が起こるたびに、「格付け機関の格付けなんて信用できない」と叩かれますが、それでも格付けのよし悪しでお金を借りる時の金利が左右されてしまうのも事実です。

EUでも独自の格付け機関を作るという話がありましたが、これ以上米系の格付け機関に好き勝手やられてたまるかと、中国に大公国際信用評価有限公司という日欧米系の格付け機関が登場しました。

同機関は、7/11日に、世界50カ国の信用格付けを発表しています。

気になる中国格付け機関の評価を見てみましょう。

メジャー3社は、米国にAAA、一方中国にはA+というような格付けの差を付けていますが、中国格付け機関の評価では、
米国13位(自国通貨建て債券AA、外貨建て債券AA)、中国10位(自国通貨AA+、外貨AAA)と順位が逆転しています。

以下に、記事から読み取れた評価を抜き出してみました。

自国通貨、外貨ともにAAAの国は、ノルウェー・デンマーク・ルクセンブルク・スイス・シンガポール

14位韓国(自国通貨AA-、外貨AA-:安定的)
15位日本(自国通貨AA-、外貨AA:否定的)(ムーディーズAA2、S&PAA、フィチAA-)

投棄等級(BB+以下)は、ギリシャ・アイスランド・ベネズエラ・エクアドル・ベトナム

という感じです。

S&Pムーディーズ、フィッチの評価とは、かなり異なる部分もありますが、以下の評価基準、上の評価結果を見る限り、それなりに説得力のある格付けのように感じます。

今後格付けビジネスに中国がどこまで食い込んでいけるのか、この格付けが世界に影響を与えるのかどうかは、実際にこの格付けを使用する機関や投資家がどの程度いるのかどうかによるのではないでしょうか。

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基準の要点
1)国家管理能力
2)経済力
3)金融力
4)財務力
5)外貨力

格付けの原則
(1)国の総合体制力と政府財政状況の総合的かつ系統的評価。
(2)財政状況を、国の債務履行能力に対して直接的かつ決定的作用を持つ要素とする。
(3)政府の財政収入の創造力は債務履行の基盤であり、融資収入は政府の債務履行能力を根本的に保証するものではない。
(4)国家信用に対する外部からの衝撃が日増しに深刻化するに伴い、総合体制力は信用水準の安定性を保障する面で突出した役割を果たす。
(5)情報・データの出典と使用は信憑性、速報性、一致性の原則に従う。
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中央日報
中国スタンダードの国家格付け「米国13位、韓国14位、日本15位」

「人民網日本語版」2010年7月12日
by lifeplaning | 2010-07-19 10:02 | 大山 潤
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