ライフプランニング公式ブログ

ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは！
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。

さて、いよいよ改正貸金業法完全施行まであと1週間。
どんな影響がでるのでしょうか。

すでに何度も書いていますが、改正の目玉は「総量規制」。
年収の3分の1までしか貸金業者から借りられなくなるというもの。

それによって
・すでに借入のある者は追加で借入ができなくなる
・専業主婦は借りられなくなる
ということが最も懸念されているわけです。

前倒しで自主的に規制をはじめている大手企業も多く
すでに影響が出ているとはいわれていますが、
完全施行で全社が規制をかけることで
より厳しい状況になるだろうと思われます。

そこで、借りれなくなった方たちが困ってどういう行動に出るか・・・

無登録で違法に営業を行う業者（いわゆるヤミ金）から
借りるようになるかもしれません。

違法ですから、高い金利での貸付けです。
例えばトイチであれば10日で1割。つまり10％の金利です。
10％だけを聞くとそんなに高くないと感じるかもしれませんが、
もし10万円を借り続けたとすると、10日ごとに1万円の利息を払うのです。
1年360日とすると、36万円の利息。
年利になおすと、なんと360％ですね。

そこまで高くはなくても、やはり高い金利であることには違いありません。
法律の規制外ですから、返済の厳しい取り立てもあるかもしれません。

ですから、無登録の違法業者からは借りないようにしましょう！！
無登録かどうかを確認するには、金融庁のＨＰにある
「登録貸金業者情報検索サービス」を利用するとよいでしょう。
http://www.fsa.go.jp/ordinary/kensaku/index.html

でも、どうしてもどうしても借入が必要なときはどうしたらいいでしょうか。
多くの自治体（都道府県や市区町村）には、相談窓口があり、
必要であれば「福祉資金貸付」の制度が利用できます。

まずは、とにかく、相談をすること。
これが大事でしょう。

そして、家計の建て直しを図り、新たな借入をしなくていいように
していくことが重要です。

改正貸金業法の完全施行は、
既に借入のある方が借りれなくなることで、
借金依存の生活から抜け出す機会としているのだろうと思います。

あなたの家計も今一度見直してみませんか？