2010年 03月 26日
国債大量発行でどうなる?~FP平川のつぶやき&本とのキモチ
ライフプランニングブログ読者の皆さん、こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。
一昨日の24日に国の2010年度予算が成立しましたね。
報道によると、一般会計総額は93兆2992億円で過去最大。
つまりすんごい予算額ってことですね。
その予算の収入(歳入)は、もちろん国民の税金ですが、
これが37兆3950億円で18.9%もの大幅減。
これじゃあ足りないから、国際を発行してお金を調達しなくちゃと
発行額が44兆3030億円・・・この金額は過去最大!!
で、税金収入と国債発行額を比較すると、国債発行額が多い!
予算の段階でこのようになるのは戦後初めてだそう。
と、ここまで聞くと、すごいことになっているわ~
日本どうなっちゃうんだろうと思いますよね。
家計で考えると、働いて得る年収以上の借金をして
暮らしていくということなので、こういう予算はお勧めできません!
家計改善のために、収入の範囲内で生活できるように
こころがけましょう~という話になるわけですが・・・
国家の場合はちょっと違いますよね。
借入れを減らすために、税収を増やそうとするのは
国民に負担がかかることになり、さらに消費を低迷させます。
そうすると益々、企業や個人の売上げや給与が減ってしまい
企業の法人税やら個人の所得税から国へ入る税収も減るという
ことになってしまい、益々厳しい状態へ。
だから、国家にとっては、政策的な意図で借金を増やすということになります。
借金をしないと国民を守れない部分もあるんですよね。
とはいえ、そんなに借金して大丈夫なの?
国債を買ってくる人がいなかったらどうするの?
売れ残るから債券価格が暴落して、金利が上がっちゃうんじゃないの?
とあれこれ懸念されることはたくさんあります。
懸念されることに対してどう備えていくかを考えることは大切ですね。
例えば、金利が上がるかもしれないから
住宅ローン等の長期の借入れを固定金利に変えるとか、
国債が売れない→日本の信用力が落ちる→円が売られるかもとすれば
外貨を持つようにしておく、とか。
どうなるかわからない=不確実というのがリスクですから
資産を分散しておくということも必要になってくるでしょう。
さて、毎月最終担当日には、私が読んだ本をご紹介していますが、
今日の話題と絡めて、この本です!!
『国債を刷れ! 「国の借金は税金で返せ」のウソ』
廣宮孝信さん著、彩図社
国債の大量発行は悪いことじゃないんだ、という
大勢の見方とは違った切り口からの見方が書かれています。
国の借金はよくないというけど、実は国の借金=国民の資産で、
国が借金をして支出を増やせば財政が健全化するといったことが
述べられていて、なかなかおもしろい内容です。
普段、ニュース等でよく言われている内容と違うな~、
こういった見方もあるのか、と考え方が柔軟になっていく感じです。
ものごとは一方からだけ見ていては、本質を見失うことがありますね。
いろんな方の考え方、もののとらえかたを知ることも
大切なんだなあと改めて考えさせられる、という本でもありますよ!
ファイナンシャルプランナーの平川すみこです。
一昨日の24日に国の2010年度予算が成立しましたね。
報道によると、一般会計総額は93兆2992億円で過去最大。
つまりすんごい予算額ってことですね。
その予算の収入(歳入)は、もちろん国民の税金ですが、
これが37兆3950億円で18.9%もの大幅減。
これじゃあ足りないから、国際を発行してお金を調達しなくちゃと
発行額が44兆3030億円・・・この金額は過去最大!!
で、税金収入と国債発行額を比較すると、国債発行額が多い!
予算の段階でこのようになるのは戦後初めてだそう。
と、ここまで聞くと、すごいことになっているわ~
日本どうなっちゃうんだろうと思いますよね。
家計で考えると、働いて得る年収以上の借金をして
暮らしていくということなので、こういう予算はお勧めできません!
家計改善のために、収入の範囲内で生活できるように
こころがけましょう~という話になるわけですが・・・
国家の場合はちょっと違いますよね。
借入れを減らすために、税収を増やそうとするのは
国民に負担がかかることになり、さらに消費を低迷させます。
そうすると益々、企業や個人の売上げや給与が減ってしまい
企業の法人税やら個人の所得税から国へ入る税収も減るという
ことになってしまい、益々厳しい状態へ。
だから、国家にとっては、政策的な意図で借金を増やすということになります。
借金をしないと国民を守れない部分もあるんですよね。
とはいえ、そんなに借金して大丈夫なの?
国債を買ってくる人がいなかったらどうするの?
売れ残るから債券価格が暴落して、金利が上がっちゃうんじゃないの?
とあれこれ懸念されることはたくさんあります。
懸念されることに対してどう備えていくかを考えることは大切ですね。
例えば、金利が上がるかもしれないから
住宅ローン等の長期の借入れを固定金利に変えるとか、
国債が売れない→日本の信用力が落ちる→円が売られるかもとすれば
外貨を持つようにしておく、とか。
どうなるかわからない=不確実というのがリスクですから
資産を分散しておくということも必要になってくるでしょう。
さて、毎月最終担当日には、私が読んだ本をご紹介していますが、
今日の話題と絡めて、この本です!!
『国債を刷れ! 「国の借金は税金で返せ」のウソ』
廣宮孝信さん著、彩図社
国債の大量発行は悪いことじゃないんだ、という
大勢の見方とは違った切り口からの見方が書かれています。
国の借金はよくないというけど、実は国の借金=国民の資産で、
国が借金をして支出を増やせば財政が健全化するといったことが
述べられていて、なかなかおもしろい内容です。
普段、ニュース等でよく言われている内容と違うな~、
こういった見方もあるのか、と考え方が柔軟になっていく感じです。
ものごとは一方からだけ見ていては、本質を見失うことがありますね。
いろんな方の考え方、もののとらえかたを知ることも
大切なんだなあと改めて考えさせられる、という本でもありますよ!
by lifeplaning
| 2010-03-26 06:00
| 平川 すみこ