旅番組『ワールドバザール21　ＳＵＲＰＡＳＳ　ｔｈｅ　ＦＲＯＮＴＩＥＲ～国境を越えて～』。新ナレーターを筧利夫と石田ひかりが担当中!!

２００１年４月からＢＳフジで放送を開始した旅番組『ワールドバザール21　ＳＵＲＰＡＳＳ　ｔｈｅ　ＦＲＯＮＴＩＥＲ～国境を越えて～』。放送開始から８年目に突入した同番組のナレーターがこのほど、俳優の筧利夫、女優の石田ひかり に決定し、２００８年４月６日（第１８３回目）から新たに放送を開始した。

『ワールドバザール21』は、世界各地の〝市場〟を歩き、その国々の暮らしぶりを紹介する番組で、活気あふれる市場と、市場を生活の場とする人々を通して、生活・習慣だけでなくその国の飾らない姿をも伝える。５月は韓国編を放送。

５月４日
　仁川「ブピョン総合市場」　石田ひかり
釜山に次ぐ国際港湾都市仁川（インチョン）の中心地にある総合市場を紹介する。朝鮮戦争後の１９５０年代に設立。年々規模が拡大し現在１０００店舗以上が営業する。まるで１つの町の様な市場には１日に５０００人以上の人々が訪れ、まさに仁川の台所的存在。地元の人が、農作物、魚介類、衣類、雑貨、加工食品など「無い物は無い」と語るほど。韓国の食卓に欠かせない食材「キムチ」は種類が１００以上もあるが、オモニ（母親）が作るキムチの王様「ポッサム・キムチ」を作り、さらに、工場で作られるベチュ・キムチ（白菜）を紹介する。

５月11日
　錦山「錦山（クムサン）人参市場」　筧利夫
韓国の内陸、忠清南道に位置する人口約１５０万人の錦山（クムサン）で、５日に１度開催される高麗人参専門の市場をクローズ・アップ。錦山は人参の町として有名な地で、全国で取れた人参の80％が運ばれ取引され、再び全国に出荷される。市場の開催日には、生の高麗人参を求める人々が全国から訪れ、その数１日に２００００人以上。市場には１年物から最高級の６年物の高麗人参が並び、開催日は農楽（のうがく）と呼ばれる韓国伝統の大衆芸能も行われお祭りムードに。この人参を使って作る人参酒や人参のエキス作りも紹介する。

５月18日
大邱「西門（ソムン）市場」　石田ひかり
韓国第３の都市大邱（てぐ）の中心地にある巨大な総合市場を探訪。大邱は市場の街と呼ばれるほど市場が街の中に多く、なかでもこの西門（ソムン）市場は、大邱３大市場と呼ばれる。６つの建物内とその間の路地に売場が広がり、４０００以上の店が営業する。その他、韓国が生んだ最高の漢方料理「サムゲタン」の作り方、大邱の指定人間文化財オム・テジョ（64歳）が作る韓国伝統家具（釘を使わず組み立てる）を紹介。

５月25日
　仁川「仁川（インチョン）総合魚市場」　筧利夫
釜山次ぐ国際港湾都市仁川（インチョン）に有る魚介類専門の市場を紹介する。１９０２年に仁川最初の魚介類市場として設立され、店舗数は４３０。港近くにあるため新鮮な魚介類が全国から届く。その商品を求め、多くの地域住民や観光客、近郊都市のレストラン店主で賑わうが、並べられる魚介類の大半は東海（日本海）の産で日本人になじみ深いものが多い。この市場内にある食堂では購入した魚介類を刺身や鍋物にしてくれる。

石田ひかり・コメント

この番組は、ひたすら市場を探検する面白い番組で、旅番組として斬新な切り口だなと思いました。普通の旅番組であれば、観光地などに焦点を当てると思いますが、市場限定は本当に新しいと思います。
市場ではその土地の生活感がそのまま伝わってきますし、（観光客が訪れる）お土産屋さんには置いていないかわいいお菓子や調味料、その土地らしい品物が手に入ります。プライベートで旅をする時、市場に行ってみようとはなかなか思いつかなかったのですが、市場を旅してみるととても面白く、ぜひ市場へ行くことをお勧めしたいですね。私は旅行が好きなので、興味をもってお伝えできると思います。

筧利夫・コメント

　普通に生活をしていてはなかなか訪れることのないような場所、海外の市場を映像で写し、視聴者に同じ様に旅する気分を味わってもらえる番組です。
私もプライベートの旅行では、経験と照らし合わせてみても市場へ行くということはないですが、観光名所だけ巡っていてもその国の本当の姿はわからないですし、この番組で各国の奥深い所まで探訪し、私は声で手助けしていきたいです。これまで毎回毎回、手を抜かずに製作してきた結果が放送期間７年という数字につながっていますので、私も頑張りたいと思います。