TVアニメ『紅』キャストインタビュー・その2
![]() 沢城:通常アフレコでは演出さんが、表現の『間』であったり、台詞の『尺』をあらかじめ決めておいてくださるのが、プレスコではそれがザックリと私たちのところに投げ渡されてしまう。なので、その役者自身の呼吸感がアフレコよりも強く反映されたキャラクターになってしまう特徴があると思います。 松尾監督のもとでのプレスコをするは2度目なんですけれども、1本目の経験や試行錯誤の結果、「どうしたらよりよかったのか」という部分が随所に生かされていて、絵コンテの段階で見せたいことが明確に提示されている部分もあれば、長い食事のシーンは変わらずドーンと役者に任されていたり、そのバランスがとてもいい感じなんですよね。アフレコとの違いというよりかは、松尾監督の現場なんだというほうがウェイトを占めていると言ったほうがいいかもしれません。こちらが投げた疑問点はクリアーになるまで付き合ってくださるし、提案したことはかなり取り入れて下さってしまうので、ものを言うのも聞くのも慎重になります。 悠木:松尾監督のもとでプレスコができたことがとても恵まれていることだと思っていて、なんでもズバッと言ってくださるのが、とても親身になってぶつかってきてくれているんだなと感じます。演技の間をとても大事に、そしてわかりやすく私たちに伝えてくださるので役になりきりやすいですし、演じていてすごく楽しいです。そして毎回、いろんなことを学ばさせていただいています。 升:スタジオの雰囲気はとても良くて、好きな現場です。女の子が多いけれども、キャッキャするのではなく、役者同士で作品を話し合う部分が多くて、シーンごとにチームに分かれてまとまっている、まるで舞台づくりをしている雰囲気に近いです。そんな空気感が私はとても好きなのでとてもいい現場だなと思っています。 でも、銀子はあまり人と会話をするキャラではないから、そのグループをつくるシーンがあまりないのがちょっと寂しいです(笑)。 ――真九郎の印象をお聞かせください。 沢城:過去のことを引きずっている・・・というよりはそれを言い訳にしているところが真九郎にはあるので、どちらかというと男のクセにウジウジしているなぁという印象はあります(笑)。最終回を迎えるまでに、そんな彼がどうなるのか・・・楽しみにしています。 悠木:真九郎には、自分の存在を認めてくれる部分で信用でき、そしてなついているんだと思います。紫は自分に信念を持ち、学ぶことが大好きですが、その彼女が外の世界へ出て、どんどんいろんなことを吸収していくことで、そばにいる真九郎に思いを寄せるのではないかと思いますね。 升:真九郎は鈍いんですよね(笑)。感情をあまり表に出さない銀子も悪いとは思うのですけど、なかなか想いが伝わらないところに歯がゆさを感じます。ため息をついたりする銀子は個人的には好きなんですけど……。でも、真九郎の銀子にしか見せない表情があって、そんなところに役得みたいなものを感じているんじゃないかなと思いますね。 ――紫は令嬢ですが、『令嬢』に対してどんな印象をお持ちですか? 沢城:文化が違う人という感じでしょうか。~~ あえて、続く。 TEXT:竹川慶介 公式HP ![]() ©片山憲太郎・山本ヤマト/集英社・「紅」製作委員会
by ex_anime
| 2008-03-10 09:29
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