1月20日に行なわれた『ルパン三世 GREEN vs RED」』の制作発表＆アフレコ取材に、原作者のモンキー・パンチ、ルパンを演ずる栗田貫一、今作でヒロインを担当する平野綾、プロデューサー浄園祐の4人が登場。

　アフレコ初日の栗田は「調子が良いですね。パーフェクトです」と、万全の体調でアフレコに挑んだという。更に「今回の作品はタイトルからして［緑 対 赤］で、［緑ジャケットを着ているルパン］と［赤ジャケットを着ているルパン］が対決しているストーリーで、台本を少し読んでみると、『難しいな…』というのが第一印象だった。読みながら『これは凄い作品になるかもしれない』と感じて、今日初めて声を入れました」と、期待を煽る一面を見せた。

ルパンシリーズ初参加となる平野は「一視聴者として観ていた作品に関わらせていただけてとても光栄です。ヒロインということで少し緊張もしているのですが、がんばりたいと思いますいろんなところに謎があって、演じている私まで惑わされてしまうような展開で、一瞬でも見逃すと分からなくなるシーンがありました。役者の私たちも楽しんで演じていますので、それが観てくれている人たちにも伝わると嬉しいです」と、今作のアフレコがいかに楽しいかを伝えてくれた。

モンキー・パンチ先生は40年経った今でも変わらない人気の秘訣は「自身もよくわからない」と笑った。続けて「物語やキャラクターがわかりやすところなのかな？って思う。アニメになって35年、それぞれの監督が時代に合った新しい感覚を取り入れてくれている。それでいて、難しく考えない作品になっているから受け入れられているのかなって感じはしています」と、始終、穏やかな顔で話をした。

企画から携わるプロデューサー・浄園は「4月に企画が立ち上がり、たくさんの人に参加していただいた結果、絵の仕上がりも良くなり、今日、メイン声優を含め豪華な声優に集まっていただき、より良い作品に仕上がっていますので、完成を期待していてほしい」と、この作品に賭ける情熱を語った。

　このタイトルを見ただけで誰しもが謎に感じる、ふたりのルパン。このふたりのルパンを栗田が演じているのかという記者からの問いに、4人ともが口を揃え「そこも謎となる」と告げた。

　OVAの詳細は『ルパン三世 GREEN vs RED』を参照。

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原作：モンキー・パンチ (C)TMS・NTV・VAP