SPLAY、2ndアルバム『AFTER THE MELODY ENDS』用公式インタヴュー・2
大人気アニメ「家庭教師ヒットマン REBORN!」のエンディングテーマ『Echoagain』を担当したと共に、キャラソンとして大ヒット、オリコン最高7位を記録した『Sakura addiction』を提供したバンド『SPLAY』が1月30日(水)にこの2曲を含む2ndアルバムをリリースしました。しかも『Sakura addiction』はセルフカヴァーヴァージョンということで注目が集まるこのアルバムですが、そのSPLAYのオフィシャル・インタビュー第二弾を以下にお送りいたします。 「家庭教師ヒットマン REBORN!」×SPLAY=?? -----アニメ「家庭教師ヒットマン REBORN!」を通し、SPLAYの名前を知った方も多いと思います。この作品にSPLAYは、『Echo again』と『Sakura addiction』の2曲を提供しました。 向井 『Sakura addiction』は、僕らが20歳の頃に書いた、とても古い楽曲なんです。当時この曲に僕は、「自分の憧れている人たちは、みんな何かしら特技や強い魅力を持っている。じゃあ、何も取り柄のない僕は一体どうすればいいんだろう。今の自分にはまだ何も魅力がない。それでも前に進みたいし、未来を求めたいんだ」という想いを詰め込んでいました。この曲はノリが良いぶんライブで演るには活きるんだけど、今の自分の視点よりも若い内容だけに、形にするには抵抗があったんです。そんなとき、「家庭教師ヒットマン REBORN!」に登場する、雲雀恭弥(声・近藤隆)と六道骸(声・飯田利信)のコンビへこの楽曲を提供する話が持ち上がったんです。自分ら自身、声優さんのために演奏するのは初めての経験。だけど他の方用に曲を提供したことで、楽曲の持つパワーにあらためて自分たち自身が共鳴できました。だからこそ、こうやってセルフカバーしたわけなんです。 -----身近にも、アニメからの影響の声は感じてます? 向井 アニメ作品を通しSPLAYに興味を持ち、ライブを観に来てくれるようになった人たちも実際多いですし。自分たちだって、アニメソングを聴きながら育ってきた世代だから、アニメ作品に楽曲を使用してもらえるのは素直に嬉しかったですね。それに、アーティストと声優さんとがコラボレートするのも新鮮だったし。「家庭教師ヒットマン REBORN!」も、好きな作品でしたからね(笑)。 『AFTER THE MELODY ENDS』は、ともに長い年月を歩んでいけるアルバム。 --完成した2ndアルバム『AFTER THE MELODY ENDS』、それぞれどんな作品になったと思います? 道本 直接心に語りかけていくアルバムができたなと思っています。世の中には、「いいな」と思えるアルバムはたくさんあるけど。「一緒に長い年月を重ねながら歩んでいけるアルバム」って、なかなか出逢うことがないし。そんな、共に歩み続けていける1枚になったと思います。 園木 あらためて、「このメンバーで演り続けることにこそ意義がある」と思わせてくれた作品でした。中に、『まぼろし』というニューミュージック風な楽曲が入ってるんですけど。お互いの楽器の掛け合いを通して深く会話できた実感を覚えたことは、すごくいい刺激や手応えにもなりました。 東 この作品に収録したのは、自分の気持ちとすごく距離感の近い、日常の風景として受け止めることのできる楽曲ばかり。きっと聴いてくれる人たちにも、「この気持ちわかる」と身近に感じてもらえることが多いんじゃないかと思っています。 向井 歌詞は、すごくパーソナルな想いばかり。それを3人が身近に感じ、演奏という想いで返してくれたことが何よりも嬉しかったし。そうやってSPLAYとして発信した音楽を、今度は聴いてくれた人たちにも身近に感じてもらえたら。それが何よりも嬉しいことですね。 -----タイトル『AFTER THE MELODY ENDS』に込めた想い。それも教えてください。 向井 名作や名盤と言われる作品は、見聞きしたあとかならず"余韻"が残ると思います。しかもその余韻は、後々の自分の心にいろんな影響を与えたり、気持ちの支えになったり、みずからの考えの指針になったりもしていく、そういう「聴いた後に心へ残る足跡となる作品」にしたかったんですよ。 --「聴いた後に心へ残る足跡となる作品」ですか。。。 向井 そう。その"残る余韻"は、切なさでも嬉しさでも、それは人それぞれなんでもいい。どういう想いであれ、聴いたあとにSPLAYという足跡が残る作品にしたくて、「メロディが鳴り止んだ後に」という意味を持つ『AFTER THE MELODY ENDS』というタイトルを持ってきたんです。 -----まるで1本の映画のように。ときには、1曲1曲が絵画のように心へいろんな想いや情景を投げかけていく。しかも流れゆく楽曲の波に身を預け聴いてると、最後はジ~ンと胸に温かい余韻さえ残していく。ホント素敵な1枚になりましたね。 向井 この作品は、あくまでもSPLAYとしての通過点となる1枚。この先バンドがどう進化していくのか、今の時点では自分らでも未知数なことです。それでも、この『AFTER THE MELODY ENDS』を聴いてSPLAYを好きになってくれた方は、ずっとSPLAYのことを好きで居てくれると思うし。けっしてSPLAYとの接点が無くならないという自信もあります。それくらい「これがSPLAYです」と誇りを持って言える1枚になったからこそ、多くの人たちに触れてもらいたいんです。「絶対好きになってくれる」という自信がありますから。 TEXT:長澤智典 2008.01.30 Release SPLAY 2nd Album AFTER THE MELODY ENDS ポニーキャニオン PCCA.02601 ¥2,940(税抜価格¥2,800) 1.冬の空 2.Farewell morning light 3.Echo again 4.そらにうたう 5.レインコート 6.ぼくはまだ夜の中 7.瞳 8.Star blues 9.まぼろし 10.ワンモアタイム 11.Sakura addiction 12.ソングブック(Album version) SPLAY 家庭教師ヒットマンREBORN! 関連記事 SPLAY、2ndアルバム『AFTER THE MELODY ENDS』用公式インタヴュー・1
by ex_anime
| 2008-01-31 09:10
| インタビュー
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