7月2日～5日、フランスはパリ市郊外で開催になった、日本の文化を伝播する見本市フェスティバル"JAPAN EXPO"。今年で10回目を迎えるこのエキスポは、日本の文化を「アニメ・漫画・音楽・ゲーム、武道」など、いろんな面から紹介している。

中でも目玉になっているのが、日本のアーティストたちを招聘し行う、ライブ・イベント。連日、1万人弱は入る会場を舞台にライブを実施。このライブで、今年のメイン・アクトを担当したのが、毎日秋葉原に常設したシアターでコンサートを開催しているAKB48。
今回は全メンバー(AKB48、SKE48、研究生含む)から22名を選抜し、渡欧。3日～4日の2日間に渡り、エキスポのステージでメイン・アクトを担当した。

AKB48のステージ初日となった会場には、数千人の人たちが来場。初めて見るアイドル文化に触れ、誰もが興味津々の目でステージを眺めていた。
今回のライブでは、オリコン初登場2位を記録した『涙サプライズ!』や、ヒット・シングル『大声ダイヤモンド』の英語バージョンなども披露。MCでも、覚えたてのフランス語を語りながら地元ファンの喝采を浴びていた。

今回のライブに合わせ、日本からもファンたちがツアーを組んで参加。率先して客席で盛り上げ、AKB48のステージの魅力のみならず、日本の伝統文化にもなりつつある、メンバーコールや掛け合いを含んだヲタクノリを披露。

ライブ2日目に当たる4日のステージが開催になる時間帯には、会場を埋めつくすくらいに大勢の地元ファンが来場。
キュートでチャーミングな、しかも"青春の香り"満載なステージングに、前日同様に誰もが目を奪われる嬉しい衝撃を覚えていた。
AKB48のメンバーたちは、コンサートのみならず、エキスポ内で開催になっていたサイン会やパブリック・カンファレンスと題された、来場者との質疑応答などにも出演。どこの会場でも、大勢の人たちが来場。

これまで欧州に浸透していたアニメ・アニソン・ヴィジュアル系という音楽文化の中へ、新しく「アイドル」という文化の血を注入していった。

今回の渡欧をきっかけに巻き起こったAKB48ムーブメント。
9月にはニューヨーク、10月には、フランスはカンヌでのライブを予定。
今回のJAPAN EXPOをきっかけに、AKB48の本格的海外進出が決定!!秋葉原から誕生したアイドル文化は、ついに世界へも足を伸ばし始めた。その大きなきっかけの種を植えつけた、欧州公演だった。